サッカー日本代表(FIFAランキング18位)が、W杯北中米大会アジア最終予選初戦で中国代表(同87位)に7-0で快勝した。7カ月ぶりに復帰したMF三笘薫(27… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
7カ月ぶりに復帰したMF 三笘薫 (27= ブライトン )が1ゴール1アシスト。性加害疑惑から復帰で1得点2アシストしたMF伊東純也、同1得点のMF久保建英と「ロマン弾」も完成させ、過去2大会連続黒星の初戦を、最終予選最多7発で突破した。最終予選は18チームが3組に分かれ、各組2位までがW杯出場権を自動獲得する。第2戦は10日(日本時間11日)に敵地でバーレーンと対戦する。帰ってきたエースが宙を舞った。まだ1点リードの前半追加タイム2分、三笘は左の大外を歩いていた。右端でMF堂安が左足でボールを持つ。その瞬間、神出鬼没の動き出しで置き去りにした。「振りかぶった時を狙った」。ドンピシャのクロスに頭で合わせ右隅へ。右人さし指を振り、跳び上がった。8年前は逆転負けした初戦だからこそ欲しかった2点目で流れを引き寄せる。「ホッとした。余裕を持って進められた」と7発爆勝劇に着火した。
7カ月ぶりの代表ピッチと感じさせなかった。2月のアジア杯を最後に腰痛で離脱。シーズンを棒に振った期間、日本は3バックを試していた。この日も採用された超攻撃的システム。左ウイングバックで先発すると「高い位置で仕掛けろ」の指示に適応し、ドリブルからクロスも量産した。位置が変わっても「やるべきことはチームの勝利に貢献すること」だ。右の大外から左の大外というダイナミックな一撃。443日ぶりゴールで鬼門を破った。 後半7分には南野とワンツー。左サイド深くへスルーパスを通し、試合を決定づける3点目をアシストした。「うまくレパートリーを考えながら」お膳立て。開幕したばかりの世界最高峰プレミアリーグで既に1得点1アシストし、自信を持って戻った代表で違いを見せた。まさに“復権”。エースの面目躍如だった。
30分を残してお役御免となった後も、自らと交代した伊東、久保らが得点を重ねた。「名前だけ並べたらロマンがあるかも」(久保)の3人がそろい踏み。「帝王」南野も2発と2列目が爆発した。離脱中にはMF中村も10戦8発と台頭したが「いろいろな選手が、いろいろな形で得点を取れるのはすごく層が厚い。より競争も激しくなってきた」と歓迎する。その中で先発復帰、即結果。4年前はジョーカーとして途中出場からW杯出場に貢献した。今は先発を譲らぬ中核で“最強布陣”の先頭を走る。 2大会連続で黒星を喫していた最終予選の初戦で大勝に導いた。ただ背番号7は「まだ1試合。始まっただけ。まだ9試合もある」と引き締める。「全試合、とりあえず勝ちたい」と誓った男は今オフ、著書に「後世に語り継がれる選手になりたい」と記した。W杯8大会連続出場など序章に過ぎない。森保ジャパンが「優勝」を掲げる26年北中米大会へ、最終予選最多7発を刻んだ中心に、三笘が舞い戻った。【飯岡大暉】
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