【マツダ2 XD Sport+ 新型試乗】470km走って感じた「ディーゼル×MT」の魅力…中村孝仁

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【マツダ2 XD Sport+ 新型試乗】470km走って感じた「ディーゼル×MT」の魅力…中村孝仁
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『デミオ』と呼ばれていた時代からコンパクトで上質な内外装を持ち、しかもディーゼルエンジンがチョイスできる車として、個人的に高く評価してきたのがこのクルマ。

2』と改めたが、マツダお得意の商品改良の一環であって、成り立ちはデミオの時代から何ら変わらず、新たにSKYACTIVアーキテクチャの要素を取り入れたことで、ブランド的に車名の統一を図ったものだった。マツダは以前からラインナップにMT(マニュアルトランスミッション)の設定を残し、運転好きには秘かな人気を得ていたことが広く知られていたが、ディーゼルにMTが存在したことは迂闊にも見逃していた。デミオ以来のコンパクトカーとしては異例の上質感を持つ室内や適度な解放感などは、マツダ2となっても何ら変わっていない。ただ、デビューからすでに10年の歳月が流れ、常に商品改良を続けてきたとはいえ、アップデートできない部分もあるので、時代にアンマッチという部分があることは否定できないが、それでも良質なコンパクトカーであるというベーシックな部分は今の時代にも立派に通用し、少なくともクルマとしての動的質感はトップクラスにあると言って過言ではない。

しかも発生回転数は1500~2500rpmと完全に常用回転域をカバーしているから非常に乗り易い。これが憧れる大きな理由で、正直に言えば敢えてMTをチョイスしなくてもATでその感触は十分に味わえるのだが、それでもMTに拘るのはやはり乗っていて楽しいからである。実際、乗り出してみるとやはり極低回転域からもりもりとトルクが沸き上がるので、エンジンを回す必要を感じさせない。2500rpmを超えると最大トルクの範囲から外れてしまうから精々3000rpmあたりまで引っ張れば十分である。この辺りがガソリン車とは大きく異なる点で、ガソリン車の場合はトルク不足をエンジン回転で補い、高回転域で最大出力方向にバトンタッチしてエンジンそのものを楽しめる。そういった点ではディーゼルはある意味実用一点張りで、エンジン回転を楽しむ類のクルマではないのは少し残念だが、実際に乗ってみるとやはり確実にATよりも力感が強い。

渋滞にも遭遇したが、クラッチ操作が気になるというか、面倒だと感じることもなかった。もっともゴールデンウィーク並みの渋滞に嵌まった場合はこの限りではないとは思った。今どきのMT車は、信号待ちなどの場合にアイドリングストップが働く。再始動はクラッチを床まで踏み込むことでエンジンがかかるから、通常操作からは何も逸脱しないのだが、エンジンが切れてすぐに再スタートしなくてはならない時などに若干のタイムラグが生じて、クラッチを踏んでもなかなかスタートしない時もあった。◆10年経っても全く色褪せていない

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