3サイズ、全長4995×全幅1850×全高1935mm、外から見ると本当にデカいけど、車高が高いことを除けば、今時このサイズはある意味普通である。
正直言って、満を持してフルチェンジ、といった風情で8年ぶりのニューモデルだそうだが、実車を見てあれこれと検証するまで先代との区別がつかなかったほど、そのデザインはキープコンセプトである。先代が登場した時、えっ?このグロなフェイスのクルマを買う人いるの?という印象を持ったものだが、蓋を開けてみれば大ヒット。そして市場を独占した状態でニューモデルに引き継がれた。
正直言ってこの手のクルマの試乗をする意義は2列目シートにふんぞり返ってその乗り味を体感することだが、残念なことに“ショーファー(お抱え運転手)”がおらず、今回はそのショーファー役での試乗である。まあ、運転してどうのこうのというクルマでないことは解りつつも、世の中を席巻する超人気のミニバンとはどんなものか体験しておくのは良いという考えの基に試乗をしてみた。エンジンは2.5リットル4気筒とハイブリッドの組み合わせで、発進はまさにするすると…という感じである。デザイン上の特徴としては先代よりもさらに屹立したフロントフェイスと、稲妻のように鋭いラインを持つサイドキャラクターライン。こいつに気が付くまで先代と区別できなかったというわけだ。それでもクロームは残るもののグリルは黒基調に変わっているので先代ほどのぎらつき感はなく、まあ少しだけ大人し目になった。
オットマンを出して背もたれを目いっぱい倒せば、ほぼ昔の旅客機のファーストクラス並みのフラットな姿勢を取ることができる。もちろんサイドブラインドやルーフのブラインドを閉めればプライベート空間もそれなりに保てるから、阿保な面して寝ていてもそれなりに大丈夫そうであった。3列目は倒れはしないが、大人が乗車しても窮屈感はないと思う。
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