東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントや国内外サッカーのトピックなどを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」 負けてしまえば後悔はもちろんあるけれど、最高のみんなと過ごしてきた3年間に悔いはな...
負けてしまえば後悔はもちろんあるけれど、最高のみんなと過ごしてきた3年間に悔いはない。弾き出せなかったPKも、勝ち切れなかった最後の試合も、きっと未来の自分を励ましてくれる、大事な思い出の1つになる。ここで競技者としての サッカー は一区切り。これからは支えられる側から、支える側へ移って、1人でも多くの悩める人たちに寄り添っていく。
それでも、2週間後にはもう最後の選手権予選が幕を開ける。そのことについて尋ねると、興味深い答えが返ってきた。「毎年毎年、帝京は『今年こそ』じゃないですか。でも、そう言っていると結局今年もいつも通りなんじゃないかと自分では思っていて、今日もそうですけど、目の前の試合に勝てないチームが、そんな上のことを目指しても意味がなくて、たぶんみんな『今年こそ、今年こそ』と思っていますし、そう言うと思うんですけど、自分は目の前の試合を勝って、その次も目の前の試合に勝って、結果的に全国の切符を掴むだけだと思っているので、1個1個勝っていって、結果的に全国に出られればいいのかなと思います」。もう『今年こそ』は聞き飽きた。自分たちがその呪縛を解き放ってやる。大橋ははっきりとした決意を定めていた。
みんなで引き寄せた選手権の晴れ舞台。大橋はチームの成長に小さくない手応えを感じていた。「1人1人みんな言いたいことを言うんですけど、良い時はちゃんと言い合えるようになってきましたし、それでも冷静さもあって、良いチームになったと思います。全国でも1日1日勝つことをイメージして、結果的に優勝できたらいいなと思っています」。3年目でようやく『今年こそ』を乗り越えて、たどり着いた初めての選手権。みんなで憧れのピッチに立つ日が来るのが、とにかく楽しみだった。「帝京科学大学のATの人たちが帝京のサポートをしてくれているんですけど、自分がケガをしてリハビリをしている時に、そういう方々に支えられていることを実感したんです。もう大学ではサッカーをやらないと決めていたので、『何をしようかな?』と考えた時に、『そういう道に回ろうかな』と決意しました」。
「意外と緊張しなかったですね。入場して、グラウンドで軽くボールを蹴ったりした時に、『今日は楽しめるな』と思いました。やっぱり国立競技場って本当に広くて、『ああ、ここでできるんだ』というワクワク感が大きかったです」。 「PK戦はキーパーの見せ場だと思うんですけど、今まで自分がやってきたことの積み重ねで、ああいう結果になったのかなって。チームのために活躍できなかったことは悔しいですし、後悔がないようにやろうと思ったんですけど、やっぱり負けると後悔が出てきますね」。
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