刹那主義が横行する今日のサッカーでは、直近の試合におけるパフォーマンスがダイレクトにその選手の評価に繋がる。つまるところ毎試合、毎試合、結果を残さなければならな...
ロベルト・オラベSD( スポーツ ディレクター)はよくレアル・ソシエダでCBを務める大変さを強調する。曰く、フィードで攻撃の起点になり、前に出てインターセプトし、カバーリングに奔走し、ラインコントロールを駆使してラインを統率しなければならない、と。
であれば、タケ・クボ(久保建英)もそのオラベの作る“大変なポジションリスト”に加えなければならないだろう。プレスに奔走し、自陣まで戻って守備をして、中央にポジションを取り組み立てに関与し、味方のマークを外す動きに呼応して相手DFを引きつけスペースを作る。スポットライトを浴び続ける選手の宿命だ。にもかかわらず、タケは決して隠れることはない。いや、むしろ自らスポットライトを一身に浴びようとしているかのように、常にボールを要求し、うまく行かなくても、また次のプレーでボールを要求する。シーズン中、このスタンスが変わることはない。サッカー界全体で絶滅危惧種として大切に保護しなければならない宝物だ。 だからアラベス戦の前日の記者会見で、事態の収拾を図った。「ベンチスタートだったから怒っていたと、誰かが言ったのかい? ベンチにいた他の選手と同じくらい、必要なレベルの怒りは感じていただろう。ただ、あのセレブレーションは私に向けられたものではない。なんなら彼に直接聞いてみるといい。適切なセレブレーションではなかったことは彼自身が分かっている。ドレッシングルームでは謝罪していたよ」という説明が矛盾したものであっても、だ。翌日、いつものポジションの右サイドでスタメン起用した。立ち上がりのソシエダは良かった。限られた時間ながら、今シーズン最高の内容と言っても過言ではなかった。テンポの良いスムーズな連携でタケにもボールが渡り、5分にはセルヒオ・ゴメスのクロスに走り込んでシュートを放ったが、うまくヒットできなかった。しかしそんなソシエダとタケに水を差したのが、審判団だった。
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