第34回映画祭 TAMA CINEMA FORUMで開催された第16回TAMA映画賞の授賞式で、藤竜也と吉沢亮が最優秀男優賞を受賞。吉沢は『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で、藤は『大いなる不在』での演技が評価された。
映画ファンの祭典「第34回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」にて国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第16回 TAMA映画賞 」の授賞式が11月30日にパルテノン多摩で開催され、本年度最も心に残った男優を表彰する 最優秀男優賞 に輝いた 藤竜也 、 吉沢亮 が登壇した。吉沢は今年、『 ぼくが生きてる、ふたつの世界 』、『キングダム...
またニューヨークの思い出に話が及ぶと、「50年前に大島渚さんの『愛のコリーダ』がニューヨークに招待されまして私も行ったんですが、検閲で『上映しちゃダメだ』ということになってしまって。でもいいこともありました。別の映画に差し替えて上映することになったんです。すると、見たことがあるような人がどんどん近づいてきて。ジャック・ニコルソンさんだったんです」と貴重なエピソードを披露し、「ジャック・ニコルソンじゃん。どうしちゃったんだろうと思っていたら、私の目を見てバーッと挨拶をして。『いい映画だった』みたいなことを言ってもらったと、勝手に思っています。私は硬直しちゃいました」と続けると会場もドッと大笑いだ。
『大いなる不在』の脚本を読んだ際には、「おもしろくなかった」とぶっちゃける場面もあった。「でも出来上がった映画を観たら、年甲斐もなく興奮した。根こそぎ魂を持っていかれた。私は何年経っても、台本を読む力がないんだなと思いました」と肩を落としながら、監督の手腕に惚れ惚れ。「陽二さんに完全にコントロールされて、あっという間に撮影が終わって。毎日体を運ぶだけで、あとは陽二さんが勝手にやってくれたので非常に楽でした」とまさに役を生きた日々だった様子の藤だが、会場は藤によるユーモアあふれるトークとチャーミングな素顔に魅了されっぱなし。観客から終始、楽しそうな笑い声が上がるなか、藤は「いつも映画を応援してくださって、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と心を込めて大きな拍手を浴びていた。■特別賞:『ぼくが生きてる、ふたつの世界』、『ルックバック』■最優秀女優賞:上白石萌音、河合優実■最優秀新進男優賞:松村北斗、齋藤潤
藤竜也 吉沢亮 TAMA映画賞 最優秀男優賞 ぼくが生きてる、ふたつの世界 大いなる不在
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
吉沢亮、最優秀男優賞を受賞 聴覚に問題がある家庭の息子役吉沢亮が「ぼくが生きてる、ふたつの世界」での演技により最優秀男優賞を受賞。ろう者の母親と聴者の息子を描いた本作で、自身初の映画賞を獲得した。来年は新たな出演作の公開も予定されている。
続きを読む »
俳優、63年間のキャリアを締めくくる最優秀俳優賞受賞63年のキャリアを持つ俳優は、映画「大いなる不在」で森山未來の父役を演じ、サンセバスチャン映画祭で最優秀俳優賞を受賞。さらに、ニューヨークで開催されたジャパン・カッツで特別生涯功労賞も授与された。撮影後、台本を裂いて捨てるというユーモラスなエピソードも披露した。
続きを読む »
藤が「大いなる不在」で国際映画祭で初の最優秀俳優賞受賞藤が「大いなる不在」で国際映画祭で初の最優秀俳優賞を受賞。自身の63年の演技経験を振り返り、「サミット(頂上)のない山道を歩いているような」と苦笑しながら、賞の喜びを表現した。
続きを読む »
吉沢亮、第16回TAMA映画賞最優秀男優賞を受賞俳優の吉沢亮が第16回TAMA映画賞で最優秀男優賞を受賞。自身が出演する「ぼくが生きてる、ふたつの世界」はろう者の母親と聴者の息子を描いた話で、吉沢はこの作品の撮影に2カ月かけて手話を学んだと振り返った。
続きを読む »
「正欲」などの脚本家・港岳彦による初演劇作品「マルコとグリーンの海」1月上演(コメントあり)映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」「正欲」「ゴールド・ボーイ」などで知られる脚本家・港岳彦による初の演劇作品「マルコとグリーンの海」が2025年の1月11日から13日まで東京・ブックカフェ20世紀で上演。「すばらしき世界」の桜木梨奈、「ケンとカズ」のカトウシンスケが出演し、舞台「小鳥の水浴」などの里見瑤子が演出を手がける。
続きを読む »
吉沢亮 昭和のヘアースタイルに戸惑い 「これは本当に成立しているんですか?」俳優の吉沢亮(30)が17日、都内で主演映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(監督呉美保)のロングラン上映御礼舞台あいさつに出席した。映画はろう者の両親を持つ主人公...
続きを読む »