【NQNニューヨーク=横内理恵】1月31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前日比0.20ドル(0.3%)安の1バレル72.53ドルで取引を終えた。トランプ政権は2月1日からカナダとメキシコからの輸入品に関税を課す。石油も対象に含まれる可能性があるとして原油先物が買われる場面があった。た
だ、関税を巡る不透明感は根強く、米株安などを受けたリスク回避の売りで下げに転じて終えた。
ロイター通信は31日昼に関税発動が3月1日になる見通しや一部製品が除外される可能性を報じていた。ホワイトハウスのレビット報道官は31日午後の記者会見で関税発動先送りを否定した。石油などを対象から外すかには言及しなかった。 米エネルギー情報局(EIA)によると2023年の米国の石油の輸入量の約5割がカナダから、約1割がメキシコからだった。両国からの輸入に関税を課せば、米国でガソリン価格などの上昇につながる。石油が対象から除外されるとの見方は残り、原油相場の上値は重かった。関税引き上げが輸入物価の上昇を招いた場合には、撤回される可能性も意識された。 ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比10.2ドル(0.4%)安の1トロイオンス2835.0ドルで取引を終えた。買いが先行し、2862.9ドルと中心限月として過去最高値を付けた後、利益確定の売りが出た。米政府のカナダなどへの関税実施方針を受けて米長期金利が上昇し、金利の付かない金の投資妙味が薄れた。外国為替市場でドルが対主要通貨で買われ、ドルの代替投資先とされる金の売りを誘った。
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