【台風１１号 対馬海峡へ 県内も激しい雨 気象予報士解説】 鹿児島
ＭＢＣがあります鹿児島市高麗町付近はこの時間雨は降っていませんが、生暖かい風が強く吹いています。午前２時の台風１１号の推定位置が入ってきています。大型で強い台風１１号は、長崎県対馬の西およそ１５０キロ付近にあって、１時間に３５キロの速さで北北東に進んでいます。ひまわりからの雲の様子と気圧配置です。対馬海峡付近に進む台風１１号の北には、前線が延びています。
この前線に沿うような形で偏西風が流れています。この偏西風に乗る形で台風１１号はスピードを上げて日本海へと進んでいく見込みです。そして、台風から南側に線状に延びる雨雲があります。この雨雲が現在、鹿児島県内を通過しています。南北に連なる活発な雨雲がゆっくりと東の方へと動いていきます。この時間は曽於市付近、そして志布志市、肝付町、そして種子島の西の海上あたりに活発な雨雲が伸びています。さらに南の方にこの雨雲は続き、奄美付近までこの雨雲が連なっています。 この１時間に降った雨の量、アメダスで見てみますと、鹿屋市吉ケ別府では４０．５ミリの激しい雨。また鹿屋でも２５．５ミリ、輝北で２２ミリと２０ミリを超える強い雨が降っています。また、奄美市名瀬でも５ミリの雨が午前２時まで観測されています。雨の情報をまとめています。
１時間雨量は多いところで、薩摩大隅地方で７０ミリの雨が予想されています。明日の午前０時にかけての２４時間雨量は、薩摩大隅地方の多い所で１８０ミリに達する所がある見込みです。この後も土砂災害などに警戒をしてください。薩摩大隅地方では、６日の昼ごろにかけて、土砂災害に警戒。また、種子島屋久島地方でも６日の昼ごろにかけて。雨雲がかかる奄美地方でも明け方から昼ごろにかけては土砂災害に警戒が必要になりそうです。ゆっくりと東の方へと動いていきます。雨雲は６日の昼ごろになりますと、県本土や種子屋久付近は少なくなってきます。午後になりますと、風向きが変わって北よりの風に変わってくるでしょう。波と風に対する警戒が必要な時間帯です。薩摩地方では朝まで、大隅地方では明け方まで暴風に警戒が必要です。また、波は薩摩地方でははじめ１０メートルの猛烈なしけとなる見込みです。昼ごろにかけては警戒が必要です。おしまいに週間予報です。６日は後半、天気は急速に回復しそうです。午後は薩摩大隅・種子屋久では晴れ間も出てきそうです。
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