AWS re:Invent 2024の「Monday Night Live」でGraviton4の性能向上が発表

テクノロジー ニュース

AWS re:Invent 2024の「Monday Night Live」でGraviton4の性能向上が発表
AWSGraviton4Monday Night Live
  • 📰 weeklyascii
  • ⏱ Reading Time:
  • 48 sec. here
  • 8 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 43%
  • Publisher: 51%

AWSのピーター・デサントス氏とデイブ氏が、今年のAWS re:Inventの基調講演の前夜祭となる「Monday Night Live」に出席。AWSのカスタムシリコン、Gravitonシリーズの最新情報を発表。Graviton4ではMySQLワークロードで40%の性能向上を達成。世界最大級のAmazon PrimeDayでは、20万個以上のGraviton4が稼働した。AWS Nitro Systemについても言及。

AWS re:Invent 2024の基調講演の前夜祭にあたる「 Monday Night Live 」には、今年もピーター・デサントス氏が登壇。クラウドサービスを支える AWS テクノロジー を余すことなく披露するテクニカルなセッションだが、今年はAIインフラにフォーカス。 カスタムシリコン からAIサーバー、ネットワークまで幅広いトピックをディープに掘り下げた。登壇したデサントス氏は、 AWS を支える技術にディープダイブする Monday Night Live について説明。複雑な問題に対して、迅速に意思決定できるメカニズムやユーザーを支える幅広いイノベーションとそれを支えるカルチャーについて紹介。続いて登壇したデイブ氏は カスタムシリコン の開発について説明した。

続くGraviton3は高い性能を必要とするワークロードまでその適用範囲を拡大。AIの推論やトランスコーディング、暗号化処理まで、性能を2倍にしてきた。最新のGraviton4はクラウドコンピューティングで学んだことの集大成となったという。マルチソケットを対応し、データベースやWeb、Javaアプリなどの性能はGraviton3と比べた30%向上を実現した。Gravitonはアプリケーションごとの性能にこだわっている。最新のCPUはフロントエンドで命令セットをデコードして、バックエンドで処理を実行するという構成になる。このCPUのマイクロアーキテクチャー開発でAWSが用いてきたのが、CPU全体のパフォーマンスではなく、ワークロードごとにCPUパイプライン内の負荷を評価する「マイクロベンチマーク」という手法。「これは短距離走でマラソンのトレーニングをしているようなもの。整然としたベンチマークと異なり、混沌としており、予測不可能。でもはるかに面白い」とデイブ氏は語る。実際にGravitonでCassandraやGroovy、NGINXを動作させると、アプリケーションごとに負荷のかかる箇所は

AWS Nitroはすべてのシステムが期待通り動作していることをセキュアに証明する仕組みが盛り込まれている。「単にセキュリティを確保するだけではなく、ハードウェアサプライチェーンを革命的に一新してる」とデイブ氏。ハードウェアはROMから起動し、ファームウェアをロードし、ブートローダーからOSを立ち上げる。このプロセスで不正なコードが実行されることがないよう、Nitroチップには製造時に固有の秘密鍵が埋め込まれている。公開鍵暗号方式における正当な認証プロセスを経なければ、システムのアクセスが制限される。また、チップの製造品質からファームウェアのバージョン管理までを署名を用いて一貫性のある形で検証しているという。このNitroの仕組みは、Gravitonにまで拡大されており、システム間の相互信頼を可能にしている。2つのGravitonが連携する場合は、お互いで認証を行ない、暗号化通信を行なう。これはNitroとGraviton間も同じ。つまり、AWS...

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

weeklyascii /  🏆 94. in JP

AWS Graviton4 Monday Night Live AWS Re:Invent 2024 カスタムシリコン AWS Nitro System

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

AWS re:Invent 2024開催、マット・ガーマンCEOが新サービスや生成AIに関する基調講演AWS re:Invent 2024開催、マット・ガーマンCEOが新サービスや生成AIに関する基調講演AWS re:Invent 2024で、マット・ガーマンCEOが基調講演を行い、新サービスや生成AIに関する取り組みを発表。生成AIの推論インスタンスの新リリースも発表された。また、AWSのイノベーションの原動力となるビルダー、AWSコミュニティ、そして「AWS HERO」への感謝の意を表明した。
続きを読む »

『AWS最大イベント『AWS re:Invent 2024』最新情報の要点をクラウドエンジニアが解説』というテーマのウェビナーを開催『AWS最大イベント『AWS re:Invent 2024』最新情報の要点をクラウドエンジニアが解説』というテーマのウェビナーを開催『AWS最大イベント『AWS re:Invent 2024』最新情報の要点をクラウドエンジニアが解説』というテーマのウェビナーを開催 マジセミ株式会社のプレスリリース
続きを読む »

AWS re:Invent 2024の基調講演でマット・ガーマン氏が登壇、生成AIの推論インスタンスを発表AWS re:Invent 2024の基調講演でマット・ガーマン氏が登壇、生成AIの推論インスタンスを発表AWS re:Invent 2024の基調講演で、AWS CEOのマット・ガーマン氏が登壇し、新サービスや生成AIの取り組みについて説明しました。生成AIの推論インスタンス「Amazon EC2 Trn2 Instances」が正式にリリースされました。
続きを読む »

AWS re:Invent 2024、マット・ガーマンCEOが生成AIと新サービスを発表AWS re:Invent 2024、マット・ガーマンCEOが生成AIと新サービスを発表AWS re:Invent 2024の基調講演で、マット・ガーマンCEOが新サービスや生成AIの推論インスタンス「Amazon EC2 Trn2 Instances」を発表。コンピュート、ストレージ、データベースの強化に焦点が当てられた。
続きを読む »

AWSのCEOがAWS re:Invent 2024で生成AIの新サービスを発表AWSのCEOがAWS re:Invent 2024で生成AIの新サービスを発表米国ラスベガスで開催されているAWS re:Invent 2024において、Amazon Web Services(AWS)のCEO、マット・ガーマン氏が基調講演で生成AIや新サービスについて語った。生成AIの推論インスタンス「Amazon EC2 Trn2 Instances」がGAとなったことも発表された。
続きを読む »

AWS re:Invent 2024基調講演:マット・ガーマン氏が新サービスと生成AIについて説明AWS re:Invent 2024基調講演:マット・ガーマン氏が新サービスと生成AIについて説明AWS re:Invent 2024基調講演で、AWSのCEOマット・ガーマン氏が、新サービスや生成AIの最新動向について説明。スタートアップ向けに2025年に10億ドルをクレジット提供することも発表しました。
続きを読む »



Render Time: 2025-04-01 14:39:25