NTTデータがデータセンターを投資先とするREIT市場に参入すると報じられた。REITとはそもそもどのような仕組みなのか。また、NTTデータが「今」参入する理由とは? 背景を踏まえて解説する。
NTTデータがデータセンターを投資先とするREIT(Real Estate Investment Trust、不動産投資信託)市場に参入するというニュースは、昨今のAI分野の加熱ぶりを象徴していると言えるだろう。
NTTは今後、AIなどの成長分野に約8兆円を投資する計画だ(NTTの中期経営戦略「New value creation & Sustainability 2027 powered by IOWN」より引用)そもそも、REITは、不動産に投資することで得られる収益を投資家に配当する仕組みを持つ証券化商品だ。一般的なREITは、「商業不動産」や「賃貸物件」といった一定のテーマのもとで複数の不動産に分散投資してリスクを分散し、安定した収益を目指す。 最も有名な上場REITといえば、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどの収益分配を受けられる森ヒルズリート投資法人であろう。1口当たり13万1100円から投資可能で、下手な上場企業の単元株よりも最低投資価格が小さい点がメリットだ。
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