UBS証券は為替相場が円高に振れる可能性が高まったことなどを踏まえ、東証株価指数(TOPIX)の2024年末予想値を従来の3000ポイントから2800ポイントに引き下げた。日本株相場にとってのリスク要因として、米国経済がソフトランディング(軟着陸)できるかどうか、円高・ドル安の進行が想定レンジに収まるかどうかなどを挙げている。
による追加利上げの決定や米国の利下げ見通しなどを背景に、UBSのグローバルFX戦略チームが24年末のドル・円レートの予想を160円から145円、25年末を140円から130円と円高方向に見直した点などに言及。「日本の金融政策や為替動向など潮目の変化を織り込んでターゲットを引き下げた」と説明した。
UBS証では、TOPIXの25年末予想値も3200から3000に下方修正。日経平均株価についても24年末を4万2000円から3万9000円、25年末を4万4000円から4万1000円にそれぞれ見直した。また、24年末の政策金利は0.5%、10年債利回りは1.25%、米S&P500種株価指数は5600などと見込む。 守屋氏は、8月1-2日の株価急落で日本株相場は円高進行の影響をおおむね織り込んだと見る半面、グローバルマクロの情勢は引き続き注視する必要があると指摘。一方、TOPIXの12カ月先予想株価収益率(PER)が14.6倍と過去平均を下回っているほか、コーポレートガバナンス(企業統治)向上への取り組みは着実進んでおり、これらは引き続き日本株の上昇材料として注目するとしている。
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