終盤のニューヨーク 外為市場では、ドルが上昇した。米の経済指標はまちまちの内容だった が、ドル指数は月間では1.69%上昇する基調にある。一方、 ユーロは、欧州中央銀行(ECB)幹部の慎重な発言を受けて下落した 。 ドル指数は0.48%高の103.59。ただ、25日に付けた6 月1日以来の高値104.44からは下落している。 米商務省が31日発表した7月の個人消費支出(PCE)価格指数 は前年同月比3.3%上昇し、伸びは前月の3.0%から加速した。個 人消費支出は前月比0.8%増。モノとサービスに対する消費が共に伸 びたことで、伸びは6...
[ニューヨーク 31日 ロイター] - 終盤のニューヨーク 外為市場では、ドルが上昇した。米の経済指標はまちまちの内容だった が、ドル指数は月間では1.69%上昇する基調にある。一方、 ユーロは、欧州中央銀行(ECB)幹部の慎重な発言を受けて下落した 。 ドル指数は0.48%高の103.59。ただ、25日に付けた6 月1日以来の高値104.44からは下落している。 米商務省が31日発表した7月の個人消費支出(PCE)価格指数 は前年同月比3.3%上昇し、伸びは前月の3.0%から加速した。個 人消費支出は前月比0.8%増。モノとサービスに対する消費が共に伸 びたことで、伸びは6カ月ぶりの大きさとなった。 一方、インフレ率の鈍化により、米連邦準備理事会(FRB)が9 月米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利を据え置くとの見方も強ま った。 CMEグループのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(...
9%、11月の利上げの可能性を45%とみている。 一方、ユーロは0.71%安の1.0846ドル。月間 では1.37%下落の勢いとなっている。 ECB内で最もタカ派的メンバーの一人とされるシュナーベル専務 理事は、ユーロ圏の成長率が数カ月前の予測よりも低下していることで 自動的に利上げが不要になるわけではないとの考えを示した。成長への 逆風を認める一方で、ECBの次の措置については明確な見解を示さな かった。 トレーダーXのアナリスト、マイケル・ブラウン氏は「理事会で最 も影響力のあるタカ派が、より慎重なトーンで発言している」と指摘し た。 ドル/円は0.54%安の145.42円。29日につけた10カ 月ぶり高値147.375円を下回っている。ドル/円は月間で2.2 1%上昇した。 ドル/円 NY午後 145.45/145.48 4時 始値 145.92 高値 146.22 安値 145.36 ユーロ/ドル NY 1.0842/1.0846 午後4時 始値 1.0871 高値 1.0885 安値 1.
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