欧州中央銀行(ECB)の政策決定者らは、インフレ率が目標の2%付近で安定し、経済成長の低迷が続く中、来年1月に0.25ポイントの追加利下げを実施し、恐らく3月にも同幅の利下げに動く可能性がある。政策決定者の考えに詳しい複数の当局者の話で分かった。
より大幅な0.5ポイント利下げの選択肢も緊急時向けに残っているとも述べたが、そうした措置は意図せぬ緊急性を伝えるリスクがあると強調した。
決定は何も下されておらず、政策会合ごとに入手可能な全ての情報を基に評価が行われるとし、3月以降もそうだと述べた。トランプ次期米大統領が来年1月に就任し、政策がより明確になった時点で優先事項が変わる可能性もあると指摘した。 政策当局が「漸進的」と表現する0.25ポイント刻みの利下げペース堅持は、タカ派からハト派まで、あらゆる人にとって受け入れやすいものだ。長引くインフレリスクを懸念する向きは、ECBが利下げを急ぎ過ぎることはないと安心できる。一方で、景気低迷を懸念する人々は、継続的な緩和策に頼ることができる。の利下げを行い、中銀預金金利を3%に引き下げた。政策決定前にブルームバーグが実施した調査では、来年6月までの4会合連続で利下げが実施されると予想されていた。予測通りなら中銀預金金利は2%となるが、市場はより積極的な行動を織り込んでいる。
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