民間エコノミストによる2024年日本経済のGDP予測平均値が前年比0.2%減となり、マイナス成長が見込まれます。自動車生産停止や物価上昇を受け、個人消費が弱まっていることが主な要因です。外需も芳しくない状態です。しかし、2024年10〜12月期のGDPは前期比年率で1.4%増となり、3四半期連続のプラス成長を確保する見通しです。2025年の実質成長率はプラス転換が期待されています。
2024年 の 日本経済 は マイナス成長 に転じる見通しです。 日本経済 新聞社が民間エコノミストを集計した国内総生産( GDP )予測の平均は、実質で前年比0.2%減となりました。24年前半に自動車生産が停止したり、物価上昇の影響を受けたりしたことで 個人消費 が弱まっていることが主な要因です。\ 2025年 1月31日に発表された 2024年 12月の鉱工業生産などの経済指標を踏まえ、民間エコノミスト10人に予測を聞いたところ、平均値は0.1%減から0.2%減と、10人全員が マイナス成長 になると回答しました。また、外需も芳しくない状況です。外需予測平均は前年比0.2ポイントのマイナス寄与となっています。みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介氏は、「自動車や機械などの輸出が振るわなかった。中国が安い製品を輸出したり、内製化を強めたりしていて、日本が相対的に負けている」と指摘しています。\しかし、 2024年 10〜12月期の GDP は予測平均が前期比年率で1.4%増となりました。見通しの通り3四半期連続のプラス成長を確保すれば、 2025年 の実質成長率はプラス転換が見込まれます。エコノミスト平均は前年比1.
2%増で、個人消費も0.9%増とプラスを予想しています。ただ、ソニーフィナンシャルグループの宮嶋貴之氏は「2025年も食品価格の高騰が進んで家計の体感実質賃金が上がらず、消費が弱含むリスクは引き続き大きい」と語っています。トランプ米新政権の動向も注目の的です。日本経済研究センターが「ESPフォーキャスト調査」でエコノミストに対しトランプ政権が日本の成長率に与える影響を聞いたところ、「成長率を下げる」と答えた割合が66.7%、「成長率を上げる」が9.1%でした
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