鴻海テクノロジーの劉特務会長が日産自動車と会合を持ったことを明らかにしました。日産とホンダの共同持ち株会社設立交渉は難航し、劉会長の発言は日産に新たな活路をもたらす可能性があります。
鴻海テクノロジーの劉特務会長が、日産 自動車 と会合を持ったことを明らかにしました。日産と ホンダ の 共同持ち株会社 設立交渉が暗礁に乗り上げているとの見方が強まり、劉会長の発言は日産に新たな活路をもたらす可能性があります。\劉会長は、日産との 経営統合 の可能性について聞かれると、「鴻海の視点ではこれは合併案件ではなく、提携案件だ」と述べました。「われわれはどのように日本の 自動車 メーカーと提携できるのか。われわれは多くの企業と会談し、日産と ホンダ もそのうちの2社だ」とも話しました。\日産の広報担当、永井志朗氏は劉氏の発言に関する報道については認識しているが、内容についてのコメントは控えるとした。 ホンダ の広報担当者は鴻海との会合について、自社が発表したものではないとし、コメントを控えました。大和証券の細井秀司シニアストラテジストは、鴻海による再建となれば日産は車両組立メーカーに成り下がる可能性があり、会社としての存続はできるものの日産にとってプラスとは限らないと、報道後の同社株の下落について見解を示しました。\ ホンダ と日産は昨年12月に 共同持ち株会社 を設立する計画を公表。統合準備委員会で協議を進めてきたが、出資比率などで折り合いがつかず破談となる可能性が高まっている。一方、米国や中国市場の不振で悪化した業績立て直しを進める日産にとっては新たな資金の確保が急務となっており、他の協業先の検討にも着手。米国や情報通信（ＩＴ）関連の分野の企業なども有力な候補になり得ると考えているなどと報じられていました。 ホンダ と日産は、「報道の事実含めさまざまな議論」とそれぞれ発表しました。.
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