阪神大震災から30年 エイサーで被災者を鼓舞

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阪神大震災から30年 エイサーで被災者を鼓舞
エイサー阪神・淡路大震災被災地支援
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兵庫県尼崎市のエイサー団体「琉鼓会」は、間もなく発生から30年となる阪神・淡路大震災を機に、太鼓を通して被災者の心を鼓舞し続けています。初代会長を務めた比嘉純也さんは、当時、被災地で慰問公演を重ね、多くの被災者に元気を与えました。現在も、2代目会長となった義弟の智樹さんも、太鼓を通して被災者を支え続けています。

寒さを感じる人には服を着せて、おなかをすかした人には食事を。兵庫県尼崎市の エイサー 団体「 琉鼓会 」初代会長を務めた県系3世、比嘉純也さん(52)は、間もなく発生から30年となる 阪神・淡路大震災 を、母の恵美子さん(76)に教わったウチナーグチの言葉とともに思い出す。当時、被災地で慰問公演を重ねた。義弟の智樹さん(49)が会長を引き継いだ今も、太鼓を通した災害支援を続ける。 純也さんは尼崎出身。 エイサー に心を揺さぶられ、20歳のとき沖縄市の諸見里青年会へ。教えを乞い、2年間通った。「踊りに誇りを持ち、命がけと分かった」。1993年、中村健次さん(53)ら地元の3世らを誘い、 琉鼓会 を結成した。 95年1月17日未明の地震。激しく揺れたが、家族は無事だった。4月、神戸・長田の小学校で初めて慰問公演をした。500人余りの避難者がいた。ごみや汗、体臭が混じり合った臭いに圧倒された。「元気になってほしい」。その一心で力いっぱい踊った。恵美子さんも琉球舞踊を披露した。沖縄出身者が集住する宝塚市で育った。差別の残る時代だったが、踊りや芝居など故郷の芸能を皆で楽しみ、助け合った記憶がある。

純也さんが公演を休みたいと言ったとき、恵美子さんは、親に教わった言葉で叱咤した。「寒い人に服を、おなかをすかした人に食事を」。純也さんの心に響いた。「困っている人がいる今、やらんとあかん」と。 2代目会長の智樹さんは那覇市生まれ。純也さんの妹忍さん(50)と結婚し、95年秋に尼崎に来た。仮設住宅での公演に誘われ「被災者が喜ぶのを見て、ぞわっとした」。太鼓に魅了され、練習に加わった。「沖縄にいたら、エイサーはしていなかった」と笑う。毎年、尼崎で道ジュネーをしている。「原点は阪神・淡路大震災」と純也さん。エイサーが被災した人の心を鼓舞し続けている。

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