「巨人0-5阪神」(31日、東京ドーム) 阪神・森下翔太外野手(23)が八回、決勝の1号3ラン。開幕から26イニング目、今季初得点をもたらしチームを救う今季初勝利をもたらした。
森下に「誰と野球の話をする?」と聞くと、意外な答えが返ってきた。「森木とは野球の話をしますね」。プロとしては森木の方が1年先輩だが、年齢は森下が3歳上。ともにドラ1という共通点はあるものの、投手と野手でポジションも違う。あまり接点はなさそうな2人だが、オフには東京の同じ施設で一緒に練習する機会も。寮で会えば「今どんな感じ?」などと言葉を交わす仲だ。
「普段ふざけてますけど、野球の話になったらめっちゃ真剣になるんで。すごいオンオフができるしっかりしたいい先輩」と森木。頭で理解することを大切にし、研究熱心なところが似ている2人は、会話のほとんどが野球のこと。体の使い方の話をしたり、森木が「こういう球を投げたらどういう反応しますか?」と打者・森下目線の意見を求めることもある。メジャーリーガーなど他の選手の映像を見ながら、「この選手はこうじゃないですか?」、「でもこうじゃない?」とお互いに意見を出し合い、アウトプットする時間を共有することも多い。 阪神のドラ1として、周囲からの期待や重圧を背負ってきた2人。森木は森下について「プレッシャーを感じてないことはないと思うんですけど、すごい強気に攻めていってる姿を見たら、もっと僕も大胆にやっていいんだなって。すごいなと思います」と尊敬のまなざしを向ける。
続けて、後輩思いな一面も明かした。「『お前はもうストライクゾーン投げとけよ!』みたいな感じなんですよ、いつも。『なんでファームいるんだよ!』とかめっちゃ言ってくるので(笑)『それは自分でわかってますよ!』って返してます(笑)」。ファームで試行錯誤の日々を送る後輩へのエール。その言葉には、いつも周りを明るくする森下“らしさ”が詰まっていた。(デイリースポーツ阪神担当・山村菜々子)
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