負の連鎖にピリオドを打った。阪神・森下翔太外野手(23)が0―0の8回2死一、三塁、左中間へ3ラン。セ・リーグワーストの開幕からの無得点を25イニングで止め、自身も12打席目で初安打となった。「自分
が打てば勢いに乗れる。一発で仕留められた」と殊勲の活躍に胸を張った。9回にはともに2000年生まれの小幡竜平内野手(23)が右翼席へソロ。“00世代”のアベック弾に「同級生2人で出せたのは良かったかな」と喜んだ。
待ちに待ったチーム初得点に岡田監督は両手を突き上げる“グリコポーズ”で感情を爆発させた。今季初勝利には「借金3つと1つは全然違うよ」と安どしたが、報道陣から「巨人に実力を見せたのでは」と振られると「向こうはこっち以上に分かってるやろ。そんなん」と昨季王者の威厳を示した。 オフは体の使い方など物理学的観点から打撃を見直した。都内のトレーニング施設「Rebase」の池田則仁氏から指導を受け、週に約8~9時間、机に向かった。前日30日には池田氏とLINEで理論を再確認し「明日はホームラン打ちます」と宣言。有言実行の一打で中央大の先輩、巨人・阿部監督に初黒星をつけた。 オフシーズンから、米大リーグで通算4256安打を誇るピート・ローズ氏から着想を得たバットを使用。長打力と確実性を向上させることが目的だったが、2月の春季キャンプでは「打球が上がらない」と悩んだ。だからこそ、試合後こぼした「(早く)1本出したかった」という言葉は偽らざる本音だ。開幕前日から使用するグリップを太くした新バットで放った豪快弾。こだわり抜いた分だけ、華やかに結実した。(直川 響)
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