◇セ・リーグ阪神4―3中日(2023年8月22日京セラD)京セラドームの重苦しい雰囲気を、阪神・森下のバットが一変させた。1点ビハインドで迎えた7回2死一塁。3番手・斎藤の外角...
京セラドームの重苦しい雰囲気を、阪神・森下のバットが一変させた。1点ビハインドで迎えた7回2死一塁。3番手・斎藤の外角低めを一振りで仕留めた。初球だ。強振した打球はやや左中間方向へ上がった。中堅・岡林の前で大きく弾んだのを見て、代走の一走・熊谷が三塁も蹴って、一塁から本塁へ長駆生還する好走塁。中日に移籍後、16試合で無失点を続けていた斎藤を攻略し、二塁ベース上で同点を確認すると、感情を吐き出した。1、2打席目は先発・涌井の直球に詰まらされ、左飛と遊飛に封じられた。四球の3打席目を挟み、適時二塁打を放った4打席目からは短く持っていたバットを長く持ち替えた。「バットの先(先端の重みを)感じるような打撃にしたことで、うまく外のボールが打つことができた」。同時にバッテリー心理を逆手に取り、本塁打が厳禁の場面で「外(のボール)は張っていた」と、読み勝った。
スタメンを外れた直近19日のDeNA戦の試合前には室内練習場で、水口打撃コーチと二人三脚で修正に取り組んだ。同コーチは「メンタルの部分だったり、追い込まれてからの対応かな」と説明。森下自身、多くを明かすことはなくても、調子が下降線をたどり、必死にもがいていた中で復調の足掛かりとなるこの夜の一打。チームの京セラドーム7連勝に貢献した。きょう23日も勝利すれば同球場では史上初の全勝フィニッシュとなる。 以降の打席でも遊直、四球と好内容で1日を終え「この感覚を明日(23日)の早出(練習)もあるので、調整していきたい」と意気込んだ。「3番・森下」が完全復調すれば、今の猛虎は手が付けられなくなる。(石崎 祥平)
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