刃物メーカー貝印の遠藤浩彰社長に、新ブランド立ち上げの狙いや海外戦略について聞いた。
刃物メーカーの貝印がビューティーケア戦略を進めている。3月には、ビューティーケア製品の新ブランド「miness(マイネス)」を立ち上げ、5つの新製品を投入した。マイネスは女性向けのむだ毛処理用の安全カミソリで、ボディ、うで・あし、背中、VIOデリケートゾーン、わきといった5つの部位別に特化した形状の製品を展開しているのが特徴だ。遠藤浩彰(えんどう・ひろあき)1985年生まれ。2008年貝印に入社。KAIグループのグループ企業であるカイインダストリーズの生産管理部門や海外関連会社のkai U.S.A. ltd.
今回のマイネスは、このオーガーの男性向け美容製品を元に、女性向けの若年向け新ブランドとして新たに立ち上げた形になります。顧客に寄り添う意味で、部位別にケアする肌への優しさにこだわり、3年ぐらいの月日をかけてブランド作りを進めてきました。2022年度の連結売上高が503億円で、そのうちカミソリ・美粧用品が30%、包丁などの家庭用品が34%、その他が36%の割合となっています 。その他の製品では、外科用のメスや、眼科や皮膚科用の医療用の刃物が全体の1割くらいを占めていて、われわれが今力を入れているところでもあります。売上高の比率では、国内が47%、海外が53%で海外の売り上げのほうが少し多い傾向にあります 。特に海外で先行しているのが包丁分野で、日本円で言う、単価1万円を超えるような高価格帯の包丁が人気です。
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