藤井聡太八冠(21)への挑戦権を争う第72期将棋王座戦(日本経済新聞社主催、東海東京証券特別協賛)の挑戦者決定トーナメント(本戦)に出場する棋士が出そろった。前王座の永瀬拓矢九段(31)らシード棋士4人に加え、予選を突破した12人の棋士が出場する。ベテランから新鋭まで多彩な顔ぶれとなった。29日に2次予選決勝が2局指され、順位戦でA級昇級を決めている千田翔太八段(29)と、昨年2つのタイトルに
藤井聡太八冠(21)への挑戦権を争う第72期将棋王座戦(日本経済新聞社主催、東海東京証券特別協賛)の挑戦者決定トーナメント(本戦)に出場する棋士が出そろった。前王座の永瀬拓矢九段(31)らシード棋士4人に加え、予選を突破した12人の棋士が出場する。ベテランから新鋭まで多彩な顔ぶれとなった。
29日に2次予選決勝が2局指され、順位戦でA級昇級を決めている千田翔太八段(29)と、昨年2つのタイトルに挑戦した佐々木大地七段(28)が最後の2枠をつかんだ。28日には最年少棋士の藤本渚五段(18)が王座戦初参加で本戦出場を決めた。藤本五段は28日の対局に勝利し、歴代4位の年度勝率(8割5分0厘)を確定させた。藤井八冠の初年度勝率を超える快挙で本戦での快進撃も期待される。本戦は前期ベスト4以上のシード棋士と予選を勝ち抜いた棋士とで争う。シードは永瀬九段のほか、前期挑戦者決定戦で惜しくも藤井八冠に敗れた豊島将之九段(33)、同一タイトルの最長連覇となる王座戦19連覇の記録を持つ羽生善治九段(53)、タイトル通算31期で王座獲得経験もある渡辺明九段(39)と実績十分の面々だ。
予選突破組では、永世称号保持者の佐藤康光九段(54)や郷田真隆九段(53)という平成将棋界をけん引してきた「羽生世代」の活躍が目を引く。タイトル経験者の広瀬章人九段(37)や糸谷哲郎八段(35)も本戦入り。久保利明九段(48)、鈴木大介九段(49)、菅井竜也八段(31)、戸辺誠七段(37)は「振り飛車」の使い手で、本戦1回戦では幅広い戦型が楽しめそうだ。伊藤真吾六段(42)は1次予選から6連勝して初の本戦入りを決めた。 藤井八冠は現在、将棋界に8つあるタイトルを全て保持する。4月には叡王戦と名人戦が始まり、夏には棋聖戦、王位戦と防衛戦が続く。「八冠」の牙城を誰が崩すか、注目が集まる。4月下旬にも開幕する本戦を勝ち抜いた挑戦者と藤井八冠との五番勝負は秋に開催される。
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