英国、オミクロン型対応ワクチンを承認 モデルナ製
【ロンドン=佐竹実】英政府は15日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」に対応したワクチンを承認したと発表した。米モデルナ製で、成人のブースター接種(追加接種)に用いる。英メディアによると、従来型とオミクロン型の両方に対応する「2価ワクチン」が承認されるのは世界初という。
英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)のジューン・レイン長官は「英国で使われている第1世代のワクチンは引き続き人命を救っている。この2価ワクチンは、進化し続けるウイルスから私たちを守るためのより研ぎ澄まされた武器を与えてくれる」とコメントした。英政府は、足元で流行しているオミクロン型の派生型「BA.4」「BA.5」にも効果が期待できるとしている。 英政府は秋に、50歳以上と医療従事者などを対象に、新型コロナワクチンの4回目の接種をする予定だ。現在は75歳以上やリスクの高い人に4回目の接種をしている。65歳以上に広げる計画だったが、「BA.4」「BA.5」が流行していることなどを受けて対象を増やした。
モデルナによると、オーストラリア、カナダ、欧州連合(EU)で同じワクチンの承認を申請しており、数週間程度で複数の承認を得られる見通しという。モデルナ日本法人も10日、厚生労働省に承認申請したと発表した。
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