結婚の平等が認められれば「好奇の目」なくなるかも。ゲイ結婚相談所の「生きづらさ」調査が突きつけた差別や偏見

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結婚の平等が認められれば「好奇の目」なくなるかも。ゲイ結婚相談所の「生きづらさ」調査が突きつけた差別や偏見
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ハフポスト日本版の記者。特集『被害者と遺族の「本当」』を担当しています。人権、LGBTQやジェンダー、教育やらしさ、漫画やアニメ・声優の表現も取材テーマです。以前は京都新聞←デーリー東北。京都アニメーション放火殺人事件の遺族取材などを担当していました。 X : @takeruc10

調査のきっかけについて、担当したコンサルタントの石垣桃さんは、「近年SOGI(性的指向、性自認)に関する研修をしたり、 LGBTQ 当事者に向けた社内制度を作ったりする企業が増えていることが背景にあります」と説明する。

「少しずつ社会は変わっていると言われ、私自身も実感する部分があります。一方で会員様とお話しすると、職場などで差別的な発言や異性愛が前提の会話などに悩む方も多く、実情のギャップも感じてきました」とし、「社会がよりよく変わっていくためには、可視化されていない当事者の実情を多くの人に知ってもらう必要があると感じました」と話す。「自身のセクシュアリティを理由に、転職を考えたことがあるか」について「考えたことがある(現在考えている)」と答えたのは16.3%。また7.0%が、実際に「転職したことがある」と回答した。 理由として▼「結婚は?」「彼女は?」と聞かれる▼独身のため「ゲイなの?」と聞かれる▼差別的な発言を耳にする▼風俗に誘われるーーなど、異性愛者であることが前提の空気に疲弊したり、ハラスメントに悩んだりする声が多くあった。社内で独自のパートナーシップ制度を設ける企業も増えてきたが、石垣さんは「制度の利用はカミングアウトをすることでもあり、環境的に使うことが難しいと話す人もおり、まだまだ改善すべきことが多いと感じています」と話す。内訳は、上京が21.5%、海外への留学・移住が6.4%、上京と海外への留学・移住の両方が9.3%だった。「都心へ行けば、同じセクシュアリティの人や、ジェンダーへの理解がある人も多く、周りの目を気にする必要がなくなると思った」と答える人もいた。

また、せっかく同性パートナーができても、住んでいる地域にパートナーシップ制度が導入されていなかったり、同性愛者への偏見が強くコミュニティが狭かったりするため、一緒に出歩くことができないという声もあった。石垣さんは、「セクシュアリティは恋愛だけに関わるものだと思う人も多いかもしれないのですが、実際は居住地や仕事など、人生のあらゆる面で、影響するものだと感じています」と指摘。◆結婚の平等求めるのは、「結婚のためだけじゃない」そのうち、「認められたら利用したい」は51.2%、「利用しない」は16.3%、「利用するかは分からない」は3.5%だった。石垣さんは「職場環境も含め、日本社会の認識が変わることで、『利用しない』と答えた方の意向も変わっていくかもしれません」と話す。

また、自身のセクシュアリティを理由に「海外留学・移住を考えたことがある」と答えた15.7%のうち、理由として最も多かったのは、「同性婚が認められている国ならセクシュアリティに関して理解があると思った」という回答だ。石垣さんは結婚の平等の法制化について「パートナーと結婚したいという思いだけでなく、法律があることで多様な性に理解が広がり、生きやすくなると感じる人が多いことがわかりました」と話す。Advertisement

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