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現行RZ34オーナーの目にはどう映った? 2026年夏のマイナーチェンジで追加される「フェアレディZ NISMO MT」について聞く

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現行RZ34オーナーの目にはどう映った? 2026年夏のマイナーチェンジで追加される「フェアレディZ NISMO MT」について聞く
フェアレディZNissan自動車

2026年夏にマイナーチェンジを行なう予定の27MY RZ34型フェアレディZについて、「東京オートサロン2026」の会場で説明員にいろいろと伺ってきた。筆者はZの発売と同時にオーダーをし、2年近く待って2024モデルを手に入れ、これまで2年近くにわたって手元に置いてきた。それだけに今回の大幅変更は複雑な思いがあるが、気持ちをグッと堪えてお話を伺ってみよう。

NISMO 仕様のもう1つのポイントはMTが選択できるようになったことだ。これまで9速ATしかラインアップがなかった NISMO 。それが理由で筆者はあえて基準車を選択したのだが、もしも購入時にMTが存在していたのなら話は違ったのかもと悔しさが残る。「 NISMO はエンジンの出力が基準車に対して高いので、それに対応するためにクラッチの圧着力を(基準車に対して)高めています。そしてシフトレバーは基準車に対してショートストローク化していることもポイントです」とのこと。さらにエンジンマネージメントにも変更を加えているというから興味深い。これまでのZは中間域を重視したセッティングとしていたが、新たな NISMO のMTはどこまでも加速感が続き、高回転を重視したチューニングが行なわれているという。この合わせ技によってこれまでと同様のミッションでも耐えられるようになっているそうだ。 MTのメリットはそれだけではない。当然だがATクーラーなどが必要なくなり、軽量化にもひと役買っているという。重量差は十数kg。今回のブレーキローター変更とともにフロントヘビーな重量配分の改善も行なわれ、 NISMO のMT仕様はかなり気持ちの良いクルマに仕上がっていることは間違いなさそうだ。いっぽうの基準車はヘリテージと性能のさらなる進化を目指し、フロントバンパーを変更したところがトピック。S30ZのGノーズを彷彿とさせるそのデザインは、見た目だけでなく空力性能も向上。フロントのリフト量は-3.

3%、ドラッグは1.0%向上したという。冷却性能に難しさがあり、大開口とした初期型はデザイン面で賛否両論あった。だからこその今回の変更なのだろう。もちろん、メーカーが打ち出すデザインなのだから冷却的に問題はないとは思うが、果たして実際のところはどうなのかは気になるが、そんなことを書くのは初期型オーナーの恨み節である(笑)。 また足まわりではダンパーを変更。モノチューブダンパーのピストン径はφ40からφ45mmとなり、受圧面積は26.6%拡大となり応答性が向上。減衰力の応答性が向上し、振動収束が18%ほど改善したそうだ。これにより旋回中の路面不整を受けても姿勢が乱れにくく安定した走りが可能になったようだ。説明員によると「多少スポーティ方向に振っていますが、乗り心地はキープした仕上がりです」とのこと。 カラーバリエーションについては入れ替えが行なわれる。これまであったミッドナイトパープルが廃止となり、S30にあったグランプリグリーンをイメージしたウンリュウグリーンを設定。インテリアはブルーが廃止となりキャメルカラーが加わる。 さらに細かなところで言えば携帯電話のワイヤレスチャージャーが追加。エアコン冷媒は短期分解のものに変更したため、リサイクル料がかからなくなった。自動ブレーキに自転車検知も加わった。これは法規に沿った変更だが、カメラの画角が広いものにして横からの自転車にも対応を行なったという。橋本洋平 学生時代は機械工学を専攻する一方、サーキットにおいてフォーミュラカーでドライビングテクニックの修業に励む。その後は自動車雑誌の編集部に就職し、2003年にフリーランスとして独立。2019年に「86/BRZ Race クラブマンEX」でシリーズチャンピオンを獲得するなどドライビング特化型なため、走りの評価はとにかく細かい。最近は先進運転支援システムの仕上がりにも興味を持っている。また、クルマ単体だけでなくタイヤにもうるさい一面を持ち、夏タイヤだけでなく、冬タイヤの乗り比べ経験も豊富。現在の愛車はユーノスロードスター(NA)、MINIクロスオーバー、フェアレディZ(RZ34)。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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