世界的シンクタンク、ランド研究所の調査によると、日本の睡眠不足による経済損失は15兆円。GDP比で約3%に上り、世界でもワーストクラスだ。近…… → 現代人の睡眠対策トップ3 運動と食生活、もうひとつ大事なこと
近年では、健康経営やウェルビーイングの観点から、睡眠施策を取り入れる企業が増えているが、ビジネスパーソンの睡眠に関する意識と実態はどうなっているのか。アサヒグループ食品は3月、全国の働く20代~60代の男女800人を対象に調査を実施した。働き方別に見ていくと、リモートワーク(在宅勤務)の頻度が週5日以上の人は、「満足している」割合が約半数(48.3%)に上ったのに対し、在宅勤務を全くしていない人では32.6%にとどまる結果に。在宅勤務者の方が、在宅勤務をしていない人より、睡眠への満足度が高くなった。
さらに、睡眠時間を調べるために「平日の就寝時刻と起床時刻」「平日の理想の就寝時刻と起床時刻」を聞くと、平日の平均値は「就寝時刻23:26、起床時刻6:27、睡眠時間7時間1分」、理想の平均値は「就寝時刻22:52、起床時刻6:47、睡眠時間7時間55分」。理想の睡眠時間まで、54分足りないことが分かった。世代別では、若いほど理想と現実の睡眠時間のギャップが大きくなる傾向があり、最多はZ世代の68分差だった。 また、2度寝の有無を調べたところ、全体では「ない」が半数を超え(53.4%)、2度寝以上をする人は46.8%を占めた。世代別では、同割合がZ世代(58.4%)とミレニアル世代(53.5%)では半数超に上り、2度寝以上をする人の方が多くなったのに対し、氷河期世代(43.5%)とバブル世代(31%)では、2度寝をしない人の方が多い結果に。「ミレニアル世代」と「氷河期世代」の間に、ボーダーラインが見えた。
睡眠改善の対策を実施しているかについては、「何かしら行っている」人が約7割(68.4%)に。効果を実感している対策としては、最多が「毎晩同じ時間に寝るようにする」(52%)で、2位「規則正しい食生活を心がける」(46.1%)、3位「運動する」(34.7%)となった。 スタンフォード大学の研究によると、バスケットボール選手に約1カ月半の間、普段より長い毎日10時間以上の睡眠を取るように指示したところ、スプリントタイムやフリースロー、3ポイントシュートの成功率改善に加え、練習や試合中の身体的・精神的な幸福感も全体的に改善されたことが分かっている。Why sleep matters — the economic costs of insufficient sleepThe Effects of Sleep Extension on the Athletic Performance of Collegiate Basketball Players
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
現代人の睡眠対策トップ3 運動と食生活、もうひとつ大事なこと | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)世界的シンクタンク、ランド研究所の調査によると、日本の睡眠不足による経済損失は15兆円。GDP比で約3%に上り、世界でもワーストクラスだ。近年では、健康経営やウェルビーイングの観点から、睡眠施策を取り入れる企業が増えているが、ビジネスパーソ...
続きを読む »
建築家と陶芸家の二刀流 奈良祐希の「土建築」が示す、人間の未来 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)スポーツ界では、大谷翔平選手が「二刀流」の頂点に君臨している。WBCで覇気のある投球を見せつけた上に、打撃でも活躍したのが記憶に新しい。投打ともに一流であることを改めて証明した。分野は異なるが、世界が注目する二刀流がいる。金沢を拠点にする陶...
続きを読む »
職場における5つの「無意識の偏見」 克服する方法とは | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)DEI(多様性、公平性、包括性)の推進に取り組む企業が増える中、「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」に注目が集まるのは、当然のことと言えるだろう。それぞれの企業文化のなかにある無意識の偏見(または「暗黙の偏見」)は、従業員が職場で無...
続きを読む »
人口80万人のブータンがビットコインの採掘に乗り出す理由 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)ヒマラヤ山脈のふもとを流れる太古の氷河が育んだ川が、南アジアの小さな王国であるブータンに水力発電による電力を供給している。水力発電は、約80万人が暮らすブータン国内に電力を供給するだけでなく、隣国インドへの売電収入を通じて、貴重な外貨の獲得...
続きを読む »
エンタメ王国・韓国、次はゲームで世界へ。好調カカオゲームズの戦略 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)エンタメ・美容大国の韓国が次に覇権を握ろうとしている市場は、ずばりゲームだ。2021年の世界ゲーム市場規模は2197億5800万ドル(約29兆円)にもなる。そのうち米国が22%、中国が20.4%、日本が10.3%、そして韓国が7.6%を占め...
続きを読む »