DEI(多様性、公平性、包括性)の推進に取り組む企業が増える中、「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」に注目が集まっている。 →職場における5つの「無意識の偏見」 克服する方法とは
それぞれの企業文化のなかにある無意識の偏見(または「暗黙の偏見」)は、従業員が職場で無意識に取る態度に現れる。そして、それは人材の定着(リテンション)や従業員の貢献意欲(エンゲージメント)、生産性、ブランドへの評価、さらには利益にも、多大な影響を及ぼす。
マネジメント誌ハーバード・ビジネス・レビューとシカゴ大学は、米国の大企業で働く1900人以上を対象に実施した共同調査結果を発表している。それによると、従業員の間に他者への偏見があることに気付いた人が「勤め先に誇りを感じなくなる」可能性は、そうでない人に比べて2倍高くなっている。職場における無意識の偏見の有無を確認するのは、簡単ではないものの、不可能ではない。以下に、最もよくある無意識の偏見と、それらへの対処法を紹介する。人は経歴や関心事、外見などが自分と似ているように思える人に引かれる。これは「類似性バイアス」とも呼ばれる。自分が特定の人に魅力を感じることに気づいたら、その理由を考えてみて欲しい。人は髪の色や身長・体重、あるいはその他の「美しさ」と受け取られるものを基準に他人を判断することがある。学術誌「Behavioral and Brain...
ただ、外見バイアスは、その他の種類の偏見よりも対処しやすい。簡単な方法の1つは、採用選考において、写真や容姿に関連性のあるデータの提供を求めないことだ。また、面接前には電話を使用することなどによって、不要な偏見の影響を受けることなく、最も有能な人材を採用することができるだろう。
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