熱田護の辰己英治STI総監督インタビュー 2024年で最後のニュル24時間に向けて心境を聞いた

スバル ニュース

熱田護の辰己英治STI総監督インタビュー 2024年で最後のニュル24時間に向けて心境を聞いた
STISUBARUニュル24
  • 📰 car_watch
  • ⏱ Reading Time:
  • 38 sec. here
  • 9 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 43%
  • Publisher: 51%

毎年ドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース」に参戦しているSTI(スバルテクニカインターナショナル)。2008年からニュル24時間レースに参戦している辰己英治氏は、2024年を最後に総監督からの退任が発表されています。

55歳で スバル の定年を迎えて STI に来たのも モータースポーツ をやりたかったわけではなくて、2006年10月当時社長の桂田さんに話をして転籍となり、 スバル 時代に新型車の開発作業の中で先行開発として面白いクルマ作りができないかと、走りの基本となる車体作りを先陣を切って始めていたのを STI で継続してやりたいという希望で、実際にはフレキシブルタワーバーとかドロースティフナーなどの製品は スバル 時代の仕事の延長で生まれたものなんです。 STI のコンプリートカーのS402やS206にはそれまでの経験や知見をふんだんに活かせるなと思って仕事に打ち込んでいたわけです。

その状況の中、2008年末にWRCから撤退という話が出るんです。そのとき考えたのは、STIはどういう会社なのかということ。WRCという世界選手権に参戦しているというイメージは大きく、STIという会社のブランドイメージと合致していたのは事実としてあるわけで、そこでコンプリートカーを作って売るという会社であるわけです。 その理由は、スバルにいたときに新技術の確認・実験で年に7~8回は日本から通っていました。ニュルを走ることで得られるデータは、即座にクルマが鍛えられることを意味しましたし、さらにクルマ作りのヒントを得られることを知っていたし、スバルテクニカインターナショナルというという会社がこれまでモータースポーツを通じて築いてきたイメージを存続させるために強くレースをやることを提案し、紆余曲折、すったもんだ、怒鳴り合い、いろいろありましたが会社として承認されて、急遽STI独自の活動として参戦が実現しました。

その当時も予算がなくて、見た目もほとんどノーマル、当然フェンダーもノーマルで車高を落としているだけなので、タイヤがフェンダーに潜っているような状態のクルマでしたね。車体設計をやっている人に予算が400万円しかないんだけどカーボンのボディパーツをどこまで作れるかという無理難題をお願いしながら車体作ってましたね。そんな状態ですからエンジンも340馬力も出てないくらいでした。でも、この記録をその後なかなか越えられなかったんです。2012年は優勝、2013年、2014年は勝てず2015年にまた優勝したんですが、周回数が143ラップなんですね。もちろんマシンは毎年進化しているんですが周回数というのはそう簡単に更新できないものなんだというのがそのとき分かりました。

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

car_watch /  🏆 102. in JP

STI SUBARU ニュル24 モータースポーツ ニュルブルクリンク24時間レース 自動車 WRX

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

FALKENが『ニュルブルクリンク24時間レース』に参戦FALKENが『ニュルブルクリンク24時間レース』に参戦zakzakは産経新聞社が発行する「夕刊フジ」の公式サイトです。政治、経済、芸能、スポーツはもちろん、健康や趣味、グルメやギャンブルまで、話題のニュースを独自の視点でお届けしています。
続きを読む »

スバル&STI、2024年シーズンのSUPER GT参戦車両「SUBARU BRZ GT300」を富士スピードウェイでシェイクダウンスバル&STI、2024年シーズンのSUPER GT参戦車両「SUBARU BRZ GT300」を富士スピードウェイでシェイクダウンスバルとSTI(スバルテクニカインターナショナル)は2月28日、富士スピードウェイにて2024年のSUPER GT GT300クラスに参戦する「SUBARU BRZ GT300」のシェイクダウンを公開した。
続きを読む »

横浜ゴム×SUPER GTインタビュー、昨年8戦中5回のポールを獲得した横浜ゴム「今シーズンはレースに強いタイヤ造りを目指す」と清水倫生開発部長と白石貴之開発リーダー横浜ゴム×SUPER GTインタビュー、昨年8戦中5回のポールを獲得した横浜ゴム「今シーズンはレースに強いタイヤ造りを目指す」と清水倫生開発部長と白石貴之開発リーダー横浜ゴムは日本モータースポーツの黎明期から、「ADVAN」や「YOKOHAMA」といったさまざまなブランドを活用して積極的にタイヤ供給をしており、モータースポーツファンであればそのブランドを知らないユーザーはいないといっていいだろう。また、モータースポーツ活動は、実に多岐にわたっている。アジアのトップフォーミュラーとなる「全日本スーパーフォーミュラ選手権」にワンメイク供給を行なっているほか、「SUPER GT」や「ニュルブルクリンク24時間レース」、さらに世界各国で行なわれている「GTレース」など、さまざまなレース参戦マシンにタイヤを供給し、足下を支えている。
続きを読む »

野間智の「ニュルブルクリンク24時間レース 2023」レポート 新型「WRX S4」で完走したSTIの辰己総監督に感想を聞いた野間智の「ニュルブルクリンク24時間レース 2023」レポート 新型「WRX S4」で完走したSTIの辰己総監督に感想を聞いた5月18日~21日(現地時間)に、「第51回 ADACトタルエナジーズ 24時間レース」(通称:ニュルブルクリンク24時間)の決勝レースが行なわれ、131台が参加し、88台が完走を果たした。開催期間のニュルブルクリンクは、週末を通して日中の最高気温は20℃前後で、晴れたり曇ったりしながらのドライコンディションであった。
続きを読む »



Render Time: 2025-02-24 20:49:06