パブリッシャーSkystone GamesとデベロッパーStudio Surgical Scalpelsは6月20日、『Boundary』のサービスを、6月30日をもって停止すると発表した。販売元と開発元で主張が食い違っているようである。
『Boundary』は、アストロパレーターと呼ばれる宇宙飛行士として軌道上の宇宙施設を舞台に戦う、チーム対戦型のオンラインPvPシューターだ。現実の産業技術や宇宙開発に大きな影響を受けて開発され、マップには残骸が散乱するデブリフィールドやソーラーファームなど、さまざまな宇宙環境が用意。プレイヤーはEMUスーツを着用し、あらゆる角度から脅威が迫る無重力空間の戦場へと赴く。宇宙での戦闘は、ドッグファイトに似た感覚になるという。2023年4月に早期アクセス配信が開始されており、定価が3000円弱であるにもかかわらず、同時接続プレイヤー数が2万人を超えるなど、上々の出だしとなっていた。にて状況を説明。スタジオは販売元から「一方的なサービス終了」が告げられたという。そしてその決断を変更できなかったと嘆いている。同スタジオは運営権を取り戻すため、そして『Boundary』を再始動させるため、そして得られていないゲームの収益を獲得するため、販売元に法的措置をとって戦うとコメント。『Boundary』を永久にサービス終了させるつもりはないとしており、アカウントデータ保全をするため、プレイヤーはプロフィ
Skystone Games によれば6月末に開発元Studio Surgical Scalpelsにはセルフパブリッシング権が戻るものの、開発元が、現在の状態で運営を続けることなくサービス停止という苦渋の決断をしたと伝えている。Skystone Gamesはこうした状況は残念に思うと締めた。 「6月末でサービス停止」という認識は一致しているものの、その判断は販売元・開発元共に「相手方のものである」と記しており、複雑な状況となっている。情報が錯綜する一方で、実際のところ『Boundary』は早期アクセス配信の対戦型ゲームとしては、ユーザー満足度に問題を抱えていた。 というのも、同作は早期アクセス配信開始直後こそ精力的なアップデートがあったものの、大型アップデートがあったのは2023年の6月と12月で、特に2024年にはいってからは、アップデートは細かい調整とバグ修正のみ。アップデートによって発生した不具合対応なども放置されており、更新がないことからユーザーレビューも下がる一方で、最近のレビューステータスでは、275件とサンプル数は限定的ながら「圧倒的に不評」ステータスとなっていた。で投稿しているが、中国ユーザーから十分なアップデートがされていなかったという点で開発元のスタンスを疑うような指摘も見られる。一方で開発元は「収益を受け取れていなかった」とも主張しており、それによってスタジオ運営資金に問題が発生していれば、開発に影響が出るのもやむを得ないとこぼすユーザーもいるようだ。
Skystone Gamesはアメリカを拠点としたパブリッシャー。Studio Surgical Scalpelsは中国を拠点としたデベロッパー。国を超えて協業しあう2社は互いに異なる主張をしており、『Boundary』の今後の行く末が気になるところだ。
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