27歳の起業家、渡辺創太氏は「アメリカはメンバーが優秀すぎて、裸一貫で勝てるマーケットじゃない」という。彼が実践する戦略とは？ →渡辺創太の海外戦略 アメリカで勝つなら「地の利」を活かせ 3
やはり、現地を知らないというだけで、すでにハンデがあるなと感じます。アメリカで育ってきた人間と同じ戦い方をしても、勝てる可能性は限りなく低いと理解しました。海外に進出した起業家って、「日本出身者としての利点を使うのはダサい。アメリカに来たんだから、故郷には頼らず、自分の力で成功するんだ」っていう気概の方が多いんですよ。僕自身もそうでした。でも、アメリカのメンバーが優秀すぎて、裸一貫で勝てるマーケットじゃないと気付かされました。
僕の場合、創業当初からNTTドコモや日本政府との関係が、ある程度構築できていました。迷いもあったんですが「日本の地の利を使うのはダサい。でも、地の利があるとわかっているのに、成功確率を1%でも上げるための選択をしない方がダサい」という結論にたどり着きました。
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