Bluetooth標準の開発やライセンス供与を管理するBluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)が、Bluetooth 6.0のコア仕様を2024年9月3日に発表しました。このBluetooth 6.0によって、Appleのデバイス追跡機能である「探す」の精度が大きく向上するといわれています。
従来のBLEでは、アドバタイジングのパケットをフィルタリングすることで、ホストへの過剰な通知を防いでいました。しかし、この方法では監視対象のデバイスが範囲内に存在し続けているかどうかを把握することが困難だという問題があります。
従来のBluetoothでは、デバイスの機能を64ビットで説明していましたが、Bluetoothの機能が増えるにつれて、64ビットでは足りなくなってきました。そこで、LL Extended Feature Setの導入によって機能表現が1984ビットにまで拡張されました。この機能は、将来的にBlutoothが進化してさらに機能が増えても対応できるための基盤となるものです。Frame Space UpdateはBluetoothデバイス間の通信タイミングをより柔軟に調整できるようにする機能です。従来のBluetoothでは、デバイス間で連続してパケットを送受信する際の間隔が150マイクロ秒に固定されていましたが、Frame Space Updateによってこの間隔を変更できるようになりました。
従来のBluetoothでは信号の出発角度と到着角度で方向を検知していましたが、Bluetooth 6.0ではBluetooth Channel Soundingの高精度な距離測定能力によって、複数の基準点からの距離による三角測量で位置と方向を特定できるようになります。これによって従来よりも高い精度で位置情報を特定できるというわけです。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
iPhoneにTouch ID(指紋認証機能)が欲しい理由 それでも「iPhone 16(仮)」への搭載は望み薄(2024年8月18日)|BIGLOBEニュースAppleの「iPhoneSE」ではない機種でも、TouchID(指紋認証機能)を利用できるようにしてほしい。2024年はコロナ感染対策に伴う行動制限などが実施されていないが…|BIGLOBEニュース
続きを読む »
「電話番号の下4桁」の情報だけで落ちていたAirPodsの持ち主を見つけた方法とは?AppleのワイヤレスイヤホンであるAirPodsには、落としても「探す」アプリを使用して場所を見つけられる機能があり、落とし主が紛失に気付いていれば拾ってくれた相手に連絡先を知らせることもできます。しかし、落とし主がAirPodsの紛失自体に気付いていない場合、拾ってもシリアルナンバーや携帯電話番号の下4桁といった限られた情報しかわかりません。アメリカのオレゴン州に住むアレックス・ヤンシー氏が、「電話番号の下4桁」の情報だけで落ちていたAirPodsの持ち主を見つけ出した方法について解説しています。
続きを読む »
Mac/iPhoneの「探す」アプリで家族や友だち、AirTagの持ち物を探し出そうMacやiPhone、iPadに標準搭載されている「探す」アプリは、前回の記事で解説した「Appleデバイス」だけでなく、「人」や「持ち物」も探し出せます。家族や友だちの居場所を確認したり、AirTagを付けた持ち物を失くしたときに見つけ出したりできますので、しっかりと使い方をマスターしておきましょう。
続きを読む »
iPhoneにTouch ID(指紋認証機能)が欲しい理由 それでも「iPhone 16(仮)」への搭載は望み薄(1/2 ページ)Appleの「iPhone SE」ではない機種でも、Touch ID(指紋認証機能)を利用できるようにしてほしい。日頃、「iPhone 15 Pro Max」でFace ID(顔認証機能)を使うと思うことだ。その理由と「iPhone 16(仮)」にTouch IDが搭載される可能性はあるのかを解説したい。
続きを読む »
【新商品情報】Bluetooth® NFCカードリーダー「ACR1555」今秋販売開始のお知らせ【新商品情報】Bluetooth® NFCカードリーダー「ACR1555」今秋販売開始のお知らせ 宏福商事合同会社のプレスリリース
続きを読む »
1万円切る防水スピーカーがXiaomiから かざすだけの「NFCペアリング機能」搭載も、iPhoneなどでは使えずXiaomi Japanは8月28日に「Xiaomi Bluetoothスピーカー」「Xiaomi Bluetooth スピーカー Mini」の2機種を発売した。市場想定価格はBluetoothスピーカーが8980円(税込み、以下同)、Miniが4980円で、Xiaomi公式サイト、Amazon.co.jp、Xiaomi公式 楽天市場店が順次取り扱う。アウトドア向けの仕様となっている。
続きを読む »