8月のスタートと共に東北南部では梅雨が明けて、仙台市内は朝から青空のもとセミの大合唱が響いています。今朝は仙台七夕まつりの近づく仙台駅前に短冊飾りが並びました。東北北部の梅雨明けも秒読みですが、夏空は長く続かない予想です。一方、厳しい暑さは続くため、夏祭りや大雨の被災地では、熱中症に一層の警戒が必要です。
3日日中までは広く晴れる予想ですが、安定した夏空は続かない予想です。東北北部は3日夜~4日頃を中心に、東北太平洋側では4日以降に湿った空気が入り、にわか雨が起こりやすくなりそうです。気温の上がる午後は局地的にザっと雨の強まることもあるでしょう。外出には雨具を用意してください。
真夏の蒸し暑さが続き、2日と3日は内陸で35℃以上の危険な暑さになるでしょう。山形・秋田の大雨の被災地周辺でも厳しい暑さが予想されます。復旧作業はこまめに水分をとり、休憩の際は日陰のできるだけ涼しい場所を選んでください。このため東北の太平洋側ほど湿った空気が入りやすく、天気の急変が起こりやすいでしょう。川のレジャーは急な増水に注意が必要です。また、東海上の低圧部の中に、低気圧や台風が発生する可能性もありますので、海のレジャーも注意が必要です。熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。 もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
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