東京株式市場で日経平均は、前営業日比111円68銭安の3万8701円90銭と、6日続落して取引を終えた。日米の中銀会合を終えて新規材料が不足する中、週末前で買いも入らず上値が重いながらも明確な方向感は出なかった。一方、日銀の政策金利据え置きを受けて不動産株が買われたほか、円安で自動車株もしっかりだった。
12月20日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比111円68銭安の3万8701円90銭と、6日続落して取引を終えた。写真は株価ボード。都内で2022年6月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
[東京 20日 ロイター] - 日経平均は前営業日比136円高と底堅くスタートし小幅安に転じたものの、前場中盤には一時226円高の3万9039円68銭まで上昇した。不動産株やエネルギー関連株、自動車株が堅調で相場を支えた。後場に入ってからはプラス圏とマイナス圏を往来し方向感を欠き、引けにかけて上値が重くなり安値引けとなった。「週末を控えて積極的な買いは控えられているようだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が出ていた。 T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー、浪岡宏氏は「為替の円安がもう一段進めば当局による介入も警戒されるため、日本株の上昇圧力も限定的となっているようだ」と指摘した。日米の中銀イベントを通過して目先は材料が少なくなるほか、海外勢がクリスマス休暇に入り商いが薄くなるため「特段大きなニュースがない限り、年内の日経平均は横ばいで終わりそうだ」(浪岡氏)とみている。
TOPIXは0.44%安の2701.99ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.44%安の1390.57ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は5兆7153億4300万円だった。東証33業種では、不動産、石油・石炭製品、輸送用機器など9業種が値上がり。銀行、その他製品、空運など24業種は値下がりした。
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