未来の東京の暮らしを探る『Alternative Living 展』

アート・エンターテイメント ニュース

未来の東京の暮らしを探る『Alternative Living 展』
Alternative Living 展未来都市メディアアート
  • 📰 Pen_magazine
  • ⏱ Reading Time:
  • 79 sec. here
  • 16 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 80%
  • Publisher: 51%

東京・有楽町駅前のSusHi Tech Square(スシ・テック・スクエア)1階で開催中の『Alternative Living 展』は、未来の東京の暮らしの可能性を探る展覧会です。9組のクリエイターが、様々なメディアアートやテクノロジーを展示しています。

東京の 有楽町 駅前にあるSusHi Tech Square(スシ・テック・スクエア)1階で開催中の『Alternative Living

展』は、未来の東京の暮らしの可能性を探る展覧会です。9組のクリエイターが、様々なメディアアートやテクノロジーを展示しています。\まず注目したいのは、山田紗子による展示空間を囲む《透壁》です。山田さんは、一般的に建築資材として壁の中に埋め込まれる軽鉄を、あえて露出させて展示空間をゆるやかに設定しました。さらに吹付でグラデーションを施しつつ、LEDライトによって空間全体にリズムと彩りを与えています。一般的なアート展といえば白い壁に囲まれたホワイトキューブで行われることが多いですが、山田さんは外と内の境界を溶け出すようなシームレスな空間を作り出し、「壁のないリビングルーム」を構築することに成功しています。やわらかい境界が作りだすショールームのような部屋を歩きながら、テクノロジー展示を体験できるのも魅力です。\小林椋の作品《この囲いの戸(木の島)で組む島》も必見です。小林さんは、ものの「動き」を起点にしながら、不和のようなものを発生させる装置を組み立てたり、そうした仕組みを他の事物と類推させることで生まれる飛躍を観察しながら作品を制作しています。ここでは、リビングルームのどこかで見たことあるような家具を、ユーモラスで活気に満ちた踊る存在として再構築。家具や家電が持ち得た必然的な形を解放し、目的のない動く装置として新たな役割を与えています。ユカイ工学株式会社は、しっぽのついたクッション型のセラピーロボット《Qoobo(クーボ)》を出展。2018年から発売され、すでに5万匹が出回るほど人気を集めているが、ソファに座りながら優しくなでなでしていると喜ぶような仕草を見せるから、かわいらしく癒やされると言うほかない。\Houxo Queの作品《Death by proxy #3》も注目です。Houxo Queは、10代でグラフィティと出会い、ストリートで壁画中心の制作活動を始めたアーティストです。現在は、ディスプレイに直接ペイントをする制作を行い、アートフェアなどでも活躍しています。Houxo Que氏は、日常的に何気なく目にする液晶ディスプレイを用いて、ユニークな造形を生み出す《Death by proxy #3》を展示しています。「人は映像として表示されているコンテンツを見ているが、テレビというものを見ている意識がない」と指摘するHouxo氏は、液晶ディスプレイに単管を貫通させ、ディスプレイの物質性を強く意識させるオブジェを展示。バックライトのみが光るディスプレイの痛々しい姿を、テレビそのものの実在を浮かび上がらせるようにして提示しています。このほか「雲(クラウド)がリビングに降ってきた」として、河野未彩による音と照明による二つの作品や、LEDキューブの上にデジタルで水鏡を表現した落合陽一の《ヌル鏡止水》も時間を忘れて見入ってしまうような作品です。\『Alternative Living 展』には、「Our Alternative Living」と題した体験型展示コーナーも設けられています。様々な模様をしたブロックを3D空間上に配置して、オリジナルな家具を作る体験ができます。また会場のタブレットやQRコードを使って家具を持ち帰ることも可能です。オープンスペースだけに出入りも自由、入場も無料で誰もが気軽に楽しめる内容です。展示や作品に疑問が出てきたら、常駐するアートコミュニケーターに尋ねるのもOKです。さらにサウンドアーティストのevalaが、部屋全体をミストで覆うような音響を手がけるなど、見て、時に触れるだけでなく、耳を澄ませて音に没入するのも良いでしょう。クリエイターのアイデアが詰まった近未来的な空間を体感しながら、豊かな暮らしのきっかけになるヒントを探ることができます

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

Pen_magazine /  🏆 108. in JP

Alternative Living 展 未来都市 メディアアート テクノロジー 東京 有楽町 Sushi Tech Square 山田紗子 小林椋 ユカイ工学株式会社 Houxo Que 落合陽一 河野未彩

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉展 プレイベント今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉展 プレイベント今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉展」では、今村遼佑によるワークショップの記録映像が上映されます。また、関連イベントとして《触覚のテーブル》ワークショップ、スルーネットピンポン体験会、鑑賞会などが予定されています。東京都渋谷公園通りギャラリーで開催されます。
続きを読む »

伊勢丹新宿店で初開催『ダニエル・アーシャム・ポートレート・ラボ』展。ダニエルの新作ペイントやドローイングなど20作品以上が一堂に。スプリット・フィギュア(肖像画)をライブで制作する初のイベントも!伊勢丹新宿店で初開催『ダニエル・アーシャム・ポートレート・ラボ』展。ダニエルの新作ペイントやドローイングなど20作品以上が一堂に。スプリット・フィギュア(肖像画)をライブで制作する初のイベントも!伊勢丹新宿店で初開催『ダニエル・アーシャム・ポートレート・ラボ』展。ダニエルの新作ペイントやドローイングなど20作品以上が一堂に。スプリット・フィギュア(肖像画)をライブで制作する初のイベントも! 株式会社 三越伊勢丹ホールディングスのプレスリリース
続きを読む »

今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉展今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉展今村遼佑と光島貴之による展覧会。関連イベントとして、ワークショップの記録映像の上映、演奏会、スルーネットピンポン体験会、鑑賞会などが開催されます。
続きを読む »

ハイキュー!!展、柳田選手らトークイベント開催ハイキュー!!展、柳田選手らトークイベント開催プロバレーボール選手・柳田将洋と「ハイキュー!!」シリーズのファンとしても知られる村瀬氏が、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』展のトークイベントに登場。映画の制作過程や、春高での経験などを語った。
続きを読む »

アフタヌーンティー・リビング、フランス人アーティストとのコラボアイテムを発売アフタヌーンティー・リビング、フランス人アーティストとのコラボアイテムを発売ライフスタイルブランド『Afternoon Tea LIVING』は、パリを拠点に活躍するフランス人アーティスト ナタリー・レテとのコラボレーションアイテムを1月22日より販売開始。春のギフトシーズンにおすすめなアイテムとして、クッキーや紅茶に加え、華やかなティーウエアやバスアイテムもラインアップ。大切な方への特別な贈り物にもおすすめ
続きを読む »

PLAY&co、都市型リトリートホテル「YUURO Bath-Living Hotel Ryogoku」を両国に2024年12月24日開業PLAY&co、都市型リトリートホテル「YUURO Bath-Living Hotel Ryogoku」を両国に2024年12月24日開業株式会社PLAY&coは、2024年12月24日に東京都・両国に1日1組限定の都市型リトリートホテル「YUURO Bath-Living Hotel Ryogoku」をグランドオープンします。
続きを読む »



Render Time: 2025-02-23 11:39:26