早実8−4鳴門渦潮(11日、甲子園)木製バットから放たれた打球がぐんぐん伸びた。早実は2点先制された直後の二回、2死満塁から主将の宇野が粘って10球目のスライダ...
木製バットから放たれた打球がぐんぐん伸びた。早実は2点先制された直後の二回、2死満塁から主将の宇野が粘って10球目のスライダーを捉えた。左翼手の頭上を越える走者一掃の適時二塁打。「うまく変化球に対応して、前のポイントで打てた」。チームを鼓舞する逆転打に、塁上で力強くガッツポーズした。
反発力を抑えた新基準の金属バットが導入され、本塁打が減少している中、宇野は「芯で捉えれば木製でも金属と同じぐらい飛ぶ」と自らの感覚を信じ、木製を使用する。惜しくもスタンドにはあと一歩届かず、「まだ力が足りなかった」と照れ笑いを浮かべた。 宇野は高校通算64本塁打を誇るスラッガー。チームは西東京大会から打撃戦が多かったため、和泉監督は「たくさん打席に立たせたい」との思いで2番で起用している。宇野は3安打だけでなく、守備や走塁面でもチームを牽引(けんいん)した。 甲子園が100周年を迎えたメモリアルイヤー。早実は第1回大会から出場する伝統校だ。清宮幸太郎(日本ハム)を擁した2015年以来の夏とあって、第1試合にもかかわらず、スタンドは多くのファンで膨れ上がった。「今までにない応援を感じた。伝統校の誇りを胸に、一つでも多く勝ちたい」と宇野。泥だらけのユニホームで胸を張った。(丸山和郎)
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