日本ハム・田宮裕涼が適時打2本と大奮闘 「捕手」登録ながら「6番・左翼」で猛アピール

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日本ハム・田宮裕涼が適時打2本と大奮闘 「捕手」登録ながら「6番・左翼」で猛アピール
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(パ・リーグ、ソフトバンク―日本ハム、25回戦、30日、ペイペイD)「6番・左翼」で先発出場の日本ハム・田宮裕涼(23)が二回、先制二塁打を放った。負ければ今季...

(パ・リーグ、ソフトバンク―日本ハム、25回戦、30日、ペイペイD)「6番・左翼」で先発出場の日本ハム・田宮裕涼(23)が二回、先制二塁打を放った。負ければ今季80敗目を喫するチームに貴重な先制点をもたらした。

「チャンスだったので思い切っていこうと決めていました」。1死一塁で左打席に立った。初球から果敢に手を出すと相手先発右腕、板東の2球目、146キロの直球を一閃。鋭いライナーで左中間を破り「いいバッティングができたと思います」と手応えをにじませた。 勢いは止まらず、「またチャンスでまわってきたので積極的にいこうと思いました」と1−0の四回2死一、三塁で迎えた第2打席でもタイムリー。フルカウントからフォークボールを右前に運び「次も打ちます」と気合を入れた。本職の捕手ではない左翼でのスタメンはプロ初。なおも一走で捕手としては珍しい50メートル走、6秒フラットの俊足を生かし、すかさず二盗に成功。千葉・成田高から入団5年目がバットで足で存在感を示した。

チームは2年連続の最下位が確定しているが、新庄監督は「僕も来年で3年目。勝負の年です。新庄剛志監督という名の物語、最終章を迎える覚悟で死ぬ気で本気で戦っていきます」と前を向く。巻き返しを図る来季。サバイバルゲームは既に始まっている。(加藤次郎)

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