11日(日本時間)に発表された米アカデミー賞で、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が、日本映画で初めて視覚効果賞を勝ち取った。米映画人らからなる「米映画芸術科学ア…
11日(日本時間)に発表された米アカデミー賞で、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が、日本映画で初めて視覚効果賞を勝ち取った。米映画人らからなる「米映画芸術科学アカデミー」(AMPAS)会員の投票で決まる同賞。昭和29年の「ゴジラ」初作以来、脈々と築き上げてきた日本の特撮の技術をハリウッドがついに認めた。その視覚効果は山崎監督が所属する制作会社「白組」が手がけ、「ザ・クリエイター/創造者」や「ミッション インポッシブル/デッドレコニング PART
ONE」など、ゆうに10倍以上の製作費を投じて作られた対抗馬を蹴散らした。実際、こちらも低予算のホラー映画のヒットを連発する米映画プロデューサー、ジェイソン・ブラムさんは今年1月に来日した際、「私はAMPAS会員なので米国では口が裂けても言えないが、『ゴジラ-1.0』は昨年見た映画では文句なしにナンバーワンだった」と自作の宣伝そっちのけでゴジラを語った。昨年はハリウッドのストライキの影響でライバル作品も少なかったという見方もあるが、東宝の松岡宏泰社長によれば、同社は2018年に全世界のゴジラの商品化権を買い戻し、「権利を直接扱うことでゴジラのファンが世界のどこにいて、どう宣伝すればいいかを把握できるようになった。大きな利点となった」と話す。数土さんは「従来、大金を投じた作品が獲得する傾向にあった視覚効果賞を『ゴジラ-1.0』が受賞したことは、ハリウッドの大作主義に一石を投じるのでは」と意義を語る。(石井健)
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