米映画芸術科学アカデミーが主催する第96回アカデミー賞の授賞式が10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスで行われ、映画「ゴジラ―1.0」(山崎貴監督)が視覚効果賞を受賞した。アジア映画が同賞を受賞す
るのは初めて。
同賞はその年に公開された映画の中で、最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉。過去には「スターウォーズ」、「アバター」など映画史を代表する超大作が受賞してきた。邦画・アジア映画が受賞した実績はなく、史上初の快挙を達成した。 映像製作会社「白組」の少数精鋭のスタッフとともにVFX編集を手掛けた山崎監督は、現地で授賞式に出席。結果発表の瞬間、「GODZILLA MINUS ONE」と読み上げられると喜びを爆発させた。監督としての受賞は、「2001年 宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督以来、55年ぶり史上2人目の快挙となった。 本作は、ゴジラシリーズ70周年記念作品で、日本製作の実写として30作目。終戦直後を舞台に、敗戦で“無(ゼロ)”になった日本が、ゴジラの脅威により“負(マイナス)”に叩き落とされる物語。日本では昨年11月に封切られ、興行収入60億円を突破。北米でも昨年12月に公開され、世界興収は1億ドル(150億円)を突破する大ヒットを記録している。
先月23日に、米映画芸術科学アカデミーが本作の視覚効果賞ノミネートを発表。邦画がノミネートされるのは初めてで、山崎監督は「まさかオスカーに絡むことができるとは、ゴジラを作った時も全然想像してなかったので、すごくうれしいです」とコメントしていた。
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