若い頃は至高のドライビングプレジャーを求め、スポーツタイプのクルマを乗り継いできた。子供ができると家族ファーストとなり、自身のクルマ趣味は封印したものの、あのランエボまで生産終了してしまうというニュースを目にし、居ても立ってもいられず…家族に相談せず購入してしまったというランエボ Xが“家族の一員”になるまでのお話を伺った。
クルマ好きになったのは高校生の頃。同級生から勧められ、当時深夜にテレビ放送されていたF1を見始めたことがキッカケだった。迫力のエンジンサウンドや熾烈なハイスピードバトルを展開するマシンに魅了され、社会人デビューの後、自身にとって最初の1台にトヨタ・MR2を選択したという。
「あれだけ気に入っていたランエボに、もう乗れなくなってしまうのかと、心にぽっかり穴か空いた気持ちになりました」と、当時の心境を振り返る。ところが、事態は思いがけない展開に。それからしばらく月日が経ったある日、何の気なしに中古車雑誌を眺めていると、地元の販売店で1台のクルマが目に止まる。 ちなみに文頭に記した三角西港での想い出の中にはもちろん、インプレッサのオーナーさんも含まれており、ここでも日が暮れるまでクルマに関する話題で盛り上がったとか。ランエボとインプレッサと言えば、側から見ればライバル関係だが、二人にとってはどちらも素晴らしいクルマで、デザインやコンセプトの違いも、また語らいのネタになっているとのことである。
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