大関・大の里は29日、茨城・阿見町の部屋で今年の最後の稽古を行った。九州場所では得意の攻撃が封じられ、9勝と振るわなかったものの、来場所へ向け試行錯誤を続けている。
来年の 大相撲 初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)へ向け大関・ 大の里 ( 二所ノ関 )が29日、茨城・阿見町の部屋で今年の最後の稽古を行った。兄弟子の十両・白熊、幕下・花の海と12番の相撲を取って9勝3敗。相手の当たりを受け止めて前に出た。押されてから土俵際で残して逆転する場面もあった。11月の 九州場所 は相手に研究され、得意の右差しと左おっつけを封じられた。受け身に回ると反撃できないこともあり、9勝。「(今日は)考えて相撲を取った。今は試行錯誤している」と課題をもって取り組んでいた。 今年の漢字を聞かれると、しばし考えた。すると「『良』と『悪』ですかね。良いことも悪いこともあった」と2つあげた。5月の夏場所で初優勝。9月の秋場所では2度目の賜杯を抱き、場所後には大関昇進。だが、先場所は優勝争いにに絡めなかった。「飛躍の『躍』とも思ったんですが、ここで満足してはいけない」と悔しさは忘れていない。
今年1月の初場所では新入幕を果たしたばかり。「(9勝に終わった)名古屋場所があったからこそ、秋場所(での優勝と昇進)があった。九州場所の経験で、来年の初場所(の好結果)があると思えるようにしたい」。連続優勝を果たしている国技館で3度目の優勝へ狙う。 稽古を終えると、部屋の大掃除に参加。部屋頭として周囲に目を配り指示を出した。年末年始は地元・石川には帰省せず、部屋の周りを散歩するなど体は動かしていく予定。番付発表からは約1週間が経ったが、初日まではあと約2週間。「師匠(二所ノ関親方)には『曜日感覚だけはを忘れるな』と言われている。気持ちを切らさず、いいサイクルを作りたい」。大の里の25年に向けた戦いはすでに始まっていた
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