クルマ好き人生の起点となった小中学生時代を1970年代に過ごした『新人類世代』の自動車ライターが、昭和、平成、令和と実体験してきたカーカルチャーを3回にわたって振り返る。最終回は平成の終わりから『令和』への変遷、そしてこれからの愛車たちについて。
この2台の人気を支えていたのは言うまでもなくWRCでの活躍だったのだが、2005年には三菱が、2008年にはスバルがワークス活動を終了。それとほぼ同時期に市販モデルのインプレッサはGR/GV系へ、ランサーは完全な新型のエボリューションⅩへとモデルチェンジが図られた。そんななか、チューニング界の新たな救世主として2008年にデビューしたのが日産GT-Rだった。車名からスカイラインがなくなり、エンジンも伝統のストレート6からV型となったが、やはりGT-Rはクルマ好きにとっては絶対的な存在。海外では“ゴジラ"の愛称が付けられたR35GT-Rの実力は今も第一線級で、サーキットやドラッグレース、最高速テストなどで進化を続け、記録を更新し続けているのだ。なかでも86はトヨタとしてはMR-S以来となる新型スポーツ車ということもあって、デビュー前から大きな注目を集めていた。たしかに当初は否定的な意見もあったが、サイズも価格も手頃なNAエンジン搭載のFRマシンは大人気となり、今では並ぶもののないカスタマイズの主役になっている。
このほか2010年代からの新車では、スズキのスイフトスポーツが圧倒的なコストパフォーマンスを武器に勢いを増したこと。マツダのロードスターも2015年に新型のND系となり再びユーザーを拡大したのも忘れてはならないトピックといえるだろう。
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