祝日明け25日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=149円86〜87銭と前週末17時時点と比べて70銭の円高・ドル安だった。米経済指標が米景気の減速を示し、日本が祝日だった24日に米長期金利がおよそ2カ月ぶりの水準に低下した。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが先行している。24日にダラス連銀が発表した2月の製造業景況指数はマイナス8.3と1月から
祝日明け25日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=149円86〜87銭と前週末17時時点と比べて70銭の円高・ドル安だった。米経済指標が米景気の減速を示し、日本が祝日だった24日に米長期金利がおよそ2カ月ぶりの水準に低下した。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが先行している。が発表した2月の米購買担当者景気指数（PMI）速報値は50.4と前月から低下し、市場予想も下回った。米景気の減速懸念が強まり、24日の米長期金利は一時4.38%と2024年12月中旬以来の低水準を付けた。
投資家心理が悪化するとの警戒感も円相場を下支えしている。24日の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、25日の東京株式市場でも日経平均株価は下落する公算が大きい。大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物は3万8050円と前週末の清算値を740円下回った。投資家がリスクを回避する姿勢を強めるとの観測から、「低リスク通貨」とされる円に先回りの買いが集まっている。ユーロは対ドルでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.0462〜63ドルと同0.0029ドルのユーロ安・ドル高だった。
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