21日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=149円50〜52銭と前日17時時点と比べて66銭の円高・ドル安だった。8時30分前後に149円29銭近辺まで上昇し、2024年12月上旬以来の円高・ドル安水準を付けた。米経済指標が米景気の減速を示したことで、20日の米長期金利が低下しており、円買い・ドル売りが先行した。21日朝発表の国内の物価指標は物価上昇の加速を示
したものの、発表前から円高・ドル安が進んでいたこともあり、材料が出尽くしたとみた円売り・ドル買いが相場の上値を抑えた。
20日発表の週間の米新規失業保険申請件数は21万9000件と市場予想を上回ったほか、2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は前回から低下した。米景気は減速しているとの見方から、20日の米長期金利が低下。日米金利差の縮小観測から円買い・ドル売りが優勢となっている。 21日朝に総務省が公表した1月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比3.2%上昇とQUICKがまとめた市場予想を上回った。生鮮食品とエネルギーを除いたベースは同2.5%上昇と、前月から伸びは加速したが、QUICKがまとめた市場予想には一致した。円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=157円01〜06銭と、同37銭の円安・ユーロ高だった。
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