8日早朝の東京外国為替市場で円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=147円96〜98銭と前日17時時点と比べて31銭の円高・ドル安だった。8時前には147円57銭近辺まで買われた。米景気の堅調さへの期待から増えた円売り・ドル買いが、中東の地政学リスクや日本の通貨当局による円安けん制発言などでいったん一服している。4日発表の9月の米雇用統計の底堅い結果から米国経済がソフトランディング（
8日早朝の東京外国為替市場で円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=147円96〜98銭と前日17時時点と比べて31銭の円高・ドル安だった。8時前には147円57銭近辺まで買われた。米景気の堅調さへの期待から増えた円売り・ドル買いが、中東の地政学リスクや日本の通貨当局による円安けん制発言などでいったん一服している。
4日発表の9月の米雇用統計の底堅い結果から米国経済がソフトランディング（軟着陸）するとの見方が強まった。ただ、週内には9月の米消費者物価指数（CPI）、卸売物価指数（PPI）といった米国の物価指標の発表を控える。結果を見極めたいとの雰囲気も強い。 厚労省が8日発表した8月の毎月勤労統計調査によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比で0.6%減少した。3カ月ぶりにマイナスとなったが、賞与などを除いた定期給与の実質のマイナス幅は0.5%と2カ月連続で縮小しており、現時点での円相場への影響は限られている。 円は対ユーロでも上昇している。8時30分時点は1ユーロ=162円37〜42銭と、同27銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで上昇しており、8時30分時点は1ユーロ=1.0975〜76ドルと同0.0006ドルのユーロ高・ドル安だった。
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