4日の東京外国為替市場で、円相場は反発した。17時時点では前日の同時点に比べ13銭の円高・ドル安の1ドル=146円32〜33銭で推移している。市場予想を上回る米経済指標を受けて3日の米長期金利が上昇したため、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが先行した。一方、前日に既に大幅に下げていたほか、日本時間4日夜に9月の米雇用統計が発表になることから、円売り・ドル買いに傾いた持ち高を中立方向に戻
す円買い・ドル売りが入りやすかった。
円相場は3日に147円25銭まで下落し、およそ1カ月半ぶりの安値をつけていた。9月の米雇用統計の結果が市場予想から外れれば、米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースや利下げ幅に影響が及びかねないとの見方が強い。円安の反動リスクもあることから、持ち高を積極的に傾けにくかった。の追加利上げに否定的と受け取られるような発言をしたことについて、日銀の植田和男総裁と同様の考えであるとの認識を示し、発言を修正した。石破氏が、将来的に金融政策の正常化を進めていくこと自体には理解を示していると受け止められたのも、円相場の支えとなった。 朝方は146円92銭近辺まで下げ幅を広げる場面があった。3日発表の9月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業(サービス業)景況感指数が2023年2月以来の高水準となり、市場予想を上回った。米景気が底堅いとの見方から米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いにつながった。ユーロは対ドルで小幅ながら4日続落した。17時時点は同0.0005ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1028〜29ドルで推移している。
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