9日の東京外国為替市場で、円相場は反落した。17時時点では前日の同時点に比べ96銭の円安・ドル高の1ドル=148円55〜57銭で推移している。8日のニューヨーク市場で米長期金利が2カ月ぶりの高水準をつける場面があった。日米金利差の拡大傾向が続くとの見方から円売り・ドル買いが優勢だった。中国の財政政策に対する期待から、投資家が運用リスクを積極化する姿勢を強めたのも円相場を押し下げた。中国当局が
9日の東京外国為替市場で、円相場は反落した。17時時点では前日の同時点に比べ96銭の円安・ドル高の1ドル=148円55〜57銭で推移している。8日のニューヨーク市場で米長期金利が2カ月ぶりの高水準をつける場面があった。日米金利差の拡大傾向が続くとの見方から円売り・ドル買いが優勢だった。中国の財政政策に対する期待から、投資家が運用リスクを積極化する姿勢を強めたのも円相場を押し下げた。
中国当局が12日に財政政策に関する記者会見を開く見通しだと9日伝わった。藍仏安財政相が「財政政策の調整強化や、質の高い経済発展の促進」について説明するという。中国の財政政策への期待が高まり、日経平均株価が9日午後に持ち直すと、「低リスク通貨」とされる円に売りが増えた。 朝方から円売り・ドル買いが先行した。8日のニューヨーク債券市場では、米利下げ観測の後退が引き続き相場の重荷となり、米長期金利は一時4.05%とおよそ2カ月ぶりの高水準をつけた。日米金利差の拡大傾向を意識した円売り・ドル買いが出やすかった。国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も円相場の押し下げにつながった。 円相場は下げ渋る場面もあった。10日にかけて発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨や9月の米消費者物価指数(CPI)の内容を確認したいとして、様子見姿勢が強く持ち高を一方向に傾けにくかった。ユーロは対ドルで反落し、17時時点は同0.0035ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0959〜60ドルで推移している。欧州中央銀行(ECB)が17日の理事会で利下げを決めるとの観測が強まっており、ユーロ売り・ドル買いが出た。
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