9日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反落した。17時時点では前週末の同時点に比べ61銭円安・ドル高の1ドル=143円12〜13銭で推移している。6日発表の8月の米雇用統計を受け、米雇用環境の急速な冷え込みへの警戒が和らいだ。米連邦準備理事会(FRB)の9月の大幅利下げ観測から前週に円高・ドル安が進んでいたこともあり、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが優勢だった。8月の米雇用
9日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反落した。17時時点では前週末の同時点に比べ61銭円安・ドル高の1ドル=143円12〜13銭で推移している。6日発表の8月の米雇用統計を受け、米雇用環境の急速な冷え込みへの警戒が和らいだ。米連邦準備理事会(FRB)の9月の大幅利下げ観測から前週に円高・ドル安が進んでいたこともあり、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが優勢だった。
8月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想に届かず、6〜7月分も下方修正された。一方、失業率は前月から改善したほか、平均時給の伸びは市場予想を上回った。前週に発表された米雇用関連の経済指標では下振れが目立ち、雇用統計に対する警戒感が強まっていたが、急速な悪化を示す結果ではないとの見方から次第に円売り・ドル買いが増えた。 朝方は142円台前半と、前週末17時時点と比べて上昇して推移する場面もあった。米雇用情勢の減速が意識されて6日の米長期金利が一時2023年6月以来およそ1年3カ月ぶりの水準まで低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが先行した。 円は対ユーロでは5日続伸した。17時時点では同14銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=158円29〜31銭で推移している。ドルに対するユーロ売りが波及した。ユーロは対ドルで反落した。17時時点は同0.0056ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1060ドル近辺で推移している。米雇用統計の発表を受けてドルに買い戻しが入った。
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