5日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に上昇した。12時時点は1ドル=145円04〜07銭と前週末17時時点と比べて4円16銭の円高・ドル安だった。米景気減速に伴って米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げに踏み切るとの思惑が出ており、日米の金利差が縮まるとみた円買い・ドル売りが優勢だった。日本株安を受け投資家がリスク回避姿勢を強めたことも円買いにつながった。円相場は一時144円76銭近辺
5日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に上昇した。12時時点は1ドル=145円04〜07銭と前週末17時時点と比べて4円16銭の円高・ドル安だった。米景気減速に伴って米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げに踏み切るとの思惑が出ており、日米の金利差が縮まるとみた円買い・ドル売りが優勢だった。日本株安を受け投資家がリスク回避姿勢を強めたことも円買いにつながった。
円相場は一時144円76銭近辺と1月上旬以来7カ月ぶりの高値を付けた。2日発表の7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を下回る結果となった。失業率も4.3%と2021年10月以来の高水準をつけ、米国の労働需給が緩むとの見方が強まった。「以前から米景気減速の予兆は出ていたなかで雇用統計が下振れし、FRBの大幅利下げ観測を強めた」(国内銀行の為替担当者)との声があった。 5日午前の日経平均株価は大幅続落した。大阪取引所が長期国債先物の取引を一時中断する「サーキットブレーカー」を発動するなど投資家のリスク回避姿勢が強まっている。145円台後半から円高方向に大きく振れたことでストップロス(損失覚悟)の円買い・ドル売りを誘発した。ユーロは対ドルで大きく上がった。12時時点は1ユーロ=1.0922〜23ドルと同0.0118ドルのユーロ高・ドル安だった。米景気懸念からドル売りが出た。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
外為12時 円相場、小幅安 161円ちょうど 実需の売りや株高9日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落した。12時時点は1ドル=161円00〜01銭と前日17時時点と比べて10銭の円安・ドル高だった。11時すぎには161円13銭近辺まで売られた。国内輸入企業など実需の活発な円売り・ドル買いや、9日の日本株高に伴って運用リスクをとりやすくなった投資家による円売りが出た。米利下げ観測の再燃で円買い・ドル売りが先行していたが、円相場はその後下げに転じた
続きを読む »
外為12時 円相場、下落 154円ちょうど 実需の売り観測で30日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=154円ちょうど〜02銭と前日17時時点と比べて39銭の円安・ドル高だった。月末決済などに絡んだ実需の円売り・ドル買いが活発だったとの観測が円相場を下押しした。足元で急速に円高・ドル安が進んだことから、持ち高調整の円売りが出やすかった面もあった。30日は国内で事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。
続きを読む »
外為12時 円相場、大幅高 一時152円台前半 日銀利上げに思惑31日午前の東京外国為替市場で、円相場が大きく上昇した。12時時点は1ドル=152円85〜88銭と前日17時時点と比べて2円04銭の円高・ドル安だった。一部報道を受けて、日銀が31日まで開く金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの思惑が高まった。日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが活発となり、10時前には152円11銭近辺まで上昇する場面があった。日本時間31日未明にかけて日本経済新
続きを読む »
外為12時 円相場、下落 157円台半ば 米金利上昇、実需の売りで19日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=157円42〜43銭と前日17時時点と比べて1円18銭の円安・ドル高だった。米長期金利の上昇や実需のドル買いが円を押し下げた。18日発表の7月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は13.9と前月から大幅に改善し、6月の米景気先行指標総合指数は前月に比べ0.2%低下した。いずれも市場予想から上振れした。米景気が底堅いとの受
続きを読む »
外為12時 円相場、上昇 輸出企業の円買い観測で29日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇した。12時時点は1ドル=153円44〜45銭と前週末17時時点と比べて47銭の円高・ドル安だった。国内輸出企業による円買い・ドル売り観測が相場を押し上げた。朝方は29日の日経平均株価が大幅に上昇することを見込んだ円売り・ドル買いが先行したが続かなかった。円は11時20分すぎに153円04銭近辺まで上昇した。前週の急速な円高・ドル安で国内輸入企業がド
続きを読む »
外為12時 円相場が上昇 149円台半ば 米景気懸念で2日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=149円56〜58銭と前日17時時点と比べて29銭の円高・ドル安だった。朝方には148円85銭近辺まで上げ幅を広げる場面があった。米景気の減速懸念が強まり日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢だった。日経平均株価が急落したのも「低リスク通貨」とされる円の買いを誘った。1日発表された週間の米新規失業保険申請件数は市場
続きを読む »