国民へのメッセージ、届け方は安倍政権の方がうまかった…[菅流政治]検証半年<9> : 政治 : ニュース

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国民へのメッセージ、届け方は安倍政権の方がうまかった…[菅流政治]検証半年<9> : 政治 : ニュース
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国民へのメッセージ、届け方は安倍政権の方がうまかった…[菅流政治]検証半年<9> 政治

11月中旬以降に起きた医療体制の逼迫(ひっぱく)に、もっと注意するべきだった。安心・安全は全ての活動の基本だ。病気になった時にすぐ病院に行ける、心臓発作が起きたら救急車を呼んですぐ診てもらえる――。こうした社会基盤が揺らげば、他の政策を前に進めることはできない。 菅首相は、観光支援策「Go To トラベル」にこだわりすぎ、対応が遅れた。人が移動すれば感染は広がる。国民に感染対策の徹底を求めながら、「トラベル」や「Go To イート」の旗を振った。日本国民は真面目なので、政府がきちんと方針を伝えれば、基本的に協力すると思う。それなのに、メッセージに統一性がなく、国民はどう協力すればいいのか困惑した。 政府と自治体の連携不足も、解消されていない。感染者数が多いのは東京23区で、区長が感染対策にかなり責任を負う。首相は区への対応を東京都任せにせず、国と区の協議会設置など、自ら区長とパイプを開き、「検査をお願いします」「困ったことはありませんか」と相談するべきだった。病床確保のため、専門病院化を含め、国立病院の活用を検討すべきだった。今からでも遅くはない。 東京五輪・パラリンピックの成否は、感染対策に全てかかっている。五輪までの間にもう一度、感染が拡大する可能性は十分にある。首相が陣頭指揮して、感染対策を行う必要がある。感染拡大を抑え込んだ上で、東京大会を開催するべきだ。 新型コロナ対策で打ち消された感はあるものの、菅内閣が半年間で、将来世代のための政策を打ち出してきた点は評価したい。デジタル庁の創設や不妊治療の保険適用、2050年カーボンニュートラルなどは意義深いことだ。 ただ、国民へのメッセージの届け方は、安倍政権の方がうまかった。国民は日々の生活に追われている。時の政権が何をやろうとしているのかを伝えるには、分かりやすいメッセージが必要だ。安倍政権は「1億総活躍社会」「人生100年時代」など、上手に発信していた。.

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