IDC Japanが、2024~2029年の国内パブリッククラウド市場予測を発表した。2024年の同市場は前年比26.1%増の成長。2029年には、2024年比で約2.1倍となる8.8兆円の市場規模になると予測する。
IDC Japanは2025年2月20日、2024~2029年の国内パブリッククラウド市場予測を発表した。2024年の同市場は前年比26.1%増の成長を見せ、今後も高い成長を維持する見込み。その結果、2029年には、2024年比で約2.1倍となる8.8兆円の市場規模になると予測している。
IDCによると、2024年のパブリッククラウド市場は、生成AI関連関連の製品/サービスが大きく売上を伸ばした。また、これまでクラウド移行が進んでこなかったレガシーシステム、スクラッチ開発したシステムなどのマイグレーションが本格化したという。 また今後も、クラウドマイグレーション、クラウドネイティブ化、生成AI活用、デジタルビジネスへの投資拡大により、高い成長を維持するという。IDCでは、2024~2029年は年間平均成長率(CAGR)16.3%で推移し、2029年の市場は8兆8164億円になると予測している。 生成AIに関しては、ほぼすべてのベンダーが生成AI関連製品/サービスの開発、提供、エコシステム拡充に注力している。すでに、生産性ユースケース(翻訳、ドキュメント要約、プログラミング支援など)においては、生成AI機能(AIアシスタント)が組み込まれたSaaSの本格導入が始まっている状況だ。
その一方で、より複雑なビジネス機能ユースケースについては、業務データの準備やプロセスの可視化/標準化などを行ったうえで、AIが自律的にプロセスを判断/実行できる「AIエージェント」の導入に進む必要がある。ここでは、ユーザー企業が既存のアプリケーションや社内データを活用してシステムを構築する必要があるため、ベンダー各社は“AIエージェントビルダー”などと呼ばれる開発環境、データプラットフォーム/ナレッジベース基盤の整備、導入支援サービスの提供/強化などに取り組んでいるという。
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