北陸の夏 梅雨の最盛期 短期集中の大雨に警戒 歯止めが利かない猛暑や長い残暑も(気象予報士 河原 毅 2024年06月25日)

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北陸の夏 梅雨の最盛期 短期集中の大雨に警戒 歯止めが利かない猛暑や長い残暑も(気象予報士 河原 毅 2024年06月25日)
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この先は、梅雨前線は日本海から北陸付近に停滞しやすいでしょう。梅雨の最盛期となり末期のような大雨になる可能性もあり十分な注意が必要です。また、太平洋高気圧の北への張り出しが更に強まると、梅雨明けは平年より早まる可能性もあります。秋にかけては北陸地方の夏が高温傾向となりやすいラニーニャ現象が発生する可能性が高くなっています。梅雨が明けると厳しい猛暑や長い残暑となるでしょう。フェーン現象が頻発すると昨年に匹敵する酷暑となる可能性もあり、農作物の水の管理や熱中症などの健康管理にも十分注意が必要です。

例年の台風の進路は、8月⇒9月にかけて夏の高気圧が弱まるとともに徐々に南へ後退していきます。ところが、秋にかけて太平洋高気圧の北への張り出しが強い状態が続くと、台風が本州付近に近づいた場合、日本海コースとなりやすくなります。強いフェーン現象がたびたび発生して、北陸地方では9月になっても著しい高温となる日が出てくるでしょう。2023年に匹敵する酷暑となる可能性もあります。農作物や家畜の暑さ対策、水の管理等には十分注意してください。また、熱中症などの体調管理、食品の温度管理には十分注意してください。梅雨の最盛期・末期のような大雨に警戒

日本海の海面水温は平年より3度前後も高く、南からの強い暖湿気に日本海からの水蒸気の供給も追加されれば、雨雲は更に発達しやすくなることが予想されます。雨に関する情報にはいつも以上に気を配り、万一の際は躊躇することなく早めの避難、安全な場所に身を置くようにして下さい。北陸地方には、30日頃からを対象に「高温に関する早期天候情報」が発表されています。この早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量となる可能性が、いつもより高まっているときに、事前に注意を呼びかける情報です。グラフは、熱中症の救急搬送者数のシーズン計をアラートの発表有無で振り分けたものです。棒グラフの赤色はアラートが発表されなかった言わばアラートの発表基準未満の「暑さ指数33未満」での対象日の搬送人数、同様にして紫色は前日17時または当日5時にアラートが発表されていた対象日の搬送人数を示したものです。

梅雨入りした北陸地方では、湿度が高く、空気の質が変わっています。暑さ指数は、「気温:1」「湿度:7」「輻射熱:2」の割合で影響が計算されるように、湿度のウェイトが最も高くなっています。湿度が高いと汗をかいても蒸発しにくいために、体温が下がりにくく身体の中に熱がこもりやすくなるために熱中症リスクが高まってしまうのです。2023年の熱中症警戒アラート発表回数全国ランキング 新潟県は全国1位

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